Media Teachers Village Project(教師向けメディアリテラシー・ポータルサイトの開発研究)


メディア・リテラシーに取り組む現場の先生を支援する専用サイトの開発を行なう。現場の先生にとってはなかなか出会う機会のないメディアの「送り手」や研究者、ベテラン実践者を結び、より効果的な実践を創り出すための「知恵の交流」を生み出すことを目標とする。

メンバー: (肩書きは2003年度のもの)

開発スタッフ

酒井俊典(統括、メルプロジェクト)
八重樫文(デザイン、東京大学大学院学際情報学府修士課程1年)
久松慎一(プログラム、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科1年)

コンテンツ開発協力
送り手

朝倉昇誠(東京大学大学院学際情報学府修士課程1年/IDEA FIRE代表)
古川柳子(東京大学大学院学際情報学府修士課程1年/テレビ朝日)

研究者

水越伸(メルプロジェクト)
山内祐平(メルプロジェクト)

実践者

林直哉(長野県立梓川高等学校、メルプロジェクト)
中村純子(神奈川県川崎市立麻生中学校)

近年、日本の学校現場でもメディア・リテラシーが注目され、授業実践が各地で行われるようになってきています。その背景には、2002年より導入された「総合的な学習の時間」やメディア・リテラシーそのものに対する社会的な関心の高まりがあると考えられます。

しかし、そんなメディア・リテラシーに取り組もうとする現場の教師を支援する仕組はまだまだ少ないと言えます。一般にメディア・リテラシー先進国と目されてきたイギリスやカナダなどと異なり、日本には教員養成のカリキュラムの中にメディア・リテラシーを学ぶコースが設けられていません。大学・大学院等で研究を行っているところも限られており、独学を余儀なくされるケースも多いのです。日々の授業準備や学級経営に忙殺される現場の教師が、これら大学・大学院や推進団体の活動にコミットするには、地理的・時間的・経済的な制約を乗り越えなければならくなってきます。自然とメディア業界で働いている人々と接触する機会は少なく、また、どんな先生が実践開発に取り組んでいるかを知る機会も限られているのが現状です。

そこで、Media Teachers Villageでは、これら制約を乗り越える一つの手段として、アメリカを中心に熱心に展開されてきた教師支援e-learning(*1)の数々の試みに着目しました。この知見をもとにして、ウェブ上に現場の先生が集い、メディアの送り手、研究者(メディア論・教育学)、ベテランの実践者と、メディア・リテラシーの授業を作っていく上での知恵の交流が行える専用サイト「Media Teachers Village メディア・リテラシー オンライン学びの場」を開設します。

このサイトでは、

  1. 「メディアの送り手」のインタビューや、研究者による講義、ベテラン実践者のお手本授業などの映像や資料を見ることができます。
  2. これらのコンテンツを参照しながら、あらかじめ持ち予定ただいた持ち寄った授業案※2をみなでディスカッションし、ブラッシュアップすることができます。

(*1)正確には、教師支援CSCL(Computer Supported Collaborative Learning)。ウェブ上における掲示板などを用いた協調学習の知見を教員研修、教師教育に導入する試み。
(*2)このプロジェクトでは、あらかじめ、「総合的な学習の時間」「教科情報」での2時間分の授業案を持ち寄っていただきます。

▽実施期間
2003年10月1日〜11月23日まで

▽対象
メディア・リテラシーに取り組もうとする現場の教師30