「変革の世紀」フォーラム


2002年4月から12月までの9カ月間、NHKスペシャル・シリーズ「変革の世紀」(全7回)が放送された。佐倉統、山内祐平、水越伸らは、この年間企画のウェブサイトの企画、運営に協力することを通じて、インターネットにおける公共的なコミュニケーションの可能性と課題を実践的に探るために、東京大学大学院情報学環において「変革の世紀」フォーラムを共同研究プロジェクトとして立ち上げた。

メンバー:
伊藤昌亮(ソフトバンクパブリッシング書籍編集部編集長)
坂田邦子(東京大学社会情報研究所助手)
佐倉統(東京大学大学院情報学環助教授)
ジョナサン・ルイス(一橋大学大学院社会学研究科助教授)
須永剛司(多摩美術大学美術学部教授)
武田徹(ジャーナリスト)
田中秀幸(東京大学社会情報研究所助教授)
水島久光(マーケティング・プランナー)
水越伸(東京大学大学院情報学環助教授)
山内祐平(東京大学大学院情報学環助教授)

2002年4月から12月までの9カ月間、NHKスペシャル・シリーズ「変革の世紀」(全7回)が放送された。佐倉統、山内祐平、水越伸らは、この年間企画のウェブサイトの企画、運営に協力することを通じて、インターネットにおける公共的なコミュニケーションの可能性と課題を実践的に探るために、東京大学大学院情報学環において「変革の世紀」フォーラムを共同研究プロジェクトとして立ち上げた。

グローバル化と情報化がより合わさって進む21世紀初頭の現在、私たちはこれまでの資本主義社会、工業文明から抜け出して新しい世界、新しい生き方を模索しはじめている。反グローバリズム運動を展開する国際NGO、崩れゆくピラミッド型組織、デジタル時代の著作権、インターネットと暗号情報、新たな社会的プレイヤーNPオなどといったテーマをめぐる番組と相関して、ウェブサイトは市民の議論の場として機能し、月約10万アクセス、合計15,000通を超える投稿があった。

この報告では「変革の世紀」フォーラムの成り立ちから、ウェブサイトのデザイン企画、9カ月間の運営状況などについて、その全体像を概説する。とくにインターネットとテレビの表現様式のちがい、ウェブサイトが生み出すコミュニティとテレビが前提とする国民=視聴者のちがいを明らかにしつつ、これからのインターネットとテレビの新たな関係性を模索する議論を中心に進める予定である。

▽水越伸・NHK「変革の世紀」プロジェクト編『NHKスペシャル「変革の世紀」1 市民・組織・英知』日本放送出版協会、2002年
▽同『NHKスペシャル「変革の世紀」2 インタ−ネット時代を生きる』日本放送出版協会、2003年