科学技術振興事業団平成14年度
「異分野研究者交流フォーラム:科学技術と芸術ー知の創造に向けて」


科学技術と芸術の各専門分野の中にある「創造のかたち、概念やものごとが生みだされるプロセス」をお互いに交換し、そこから異分野の融合と新しい分野形成の可能性を展望してみたい。
科学、技術、芸術、いずれも専門外の人々から見れば難しいけれど、専門家その人がもった最初の問いとそれを考える姿勢や過程を共有することをとおして、それを理解しさらに新たな発想を得ることができるはずだ。そう考えることが、このフォーラムの基本設計コンセプトです。

メンバー:

〈フォーラムコーディネーター〉
  須永剛司(デザイン:多摩美術大学美術学部)
〈フォーラム実行委員〉
  上田信行(教育工学:甲南女子大学人間科学部)
  小林信一(科学論:筑波大学大学研究センター)
  境真里子(メディアと博物館:日本科学未来館)
  永井由美子(デザイン:多摩美術大学美術学部)
  堀浩一(知識工学:東京大学先端学際工学)
  水越伸(メディア社会論:東京大学大学院情報学環)
  横山和成(複雑系、土壌微生物:独)農業技術研究機構北海道農研)
  渡辺保史(フリーランスライター:node0138 プロジェクト)
〈分科会メンバー〉
  植村朋弘(デザイン:多摩美術大学造形表現学部)
  佐藤優香(博物館学:国立民族学博物館)
  Hillel Weintraub(コミュニケーション:公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科)
  ペクソンス(メディア文化論:神田外語大学)
  宮田義郎(認知科学:中京大学メディア科学)
  上田信行(実行委員兼務)  
  須永剛司(実行委員兼務)  
  永井由美子(実行委員兼務)  
  渡辺保史(実行委員兼務)


このフォーラムでは、さまざまな分野の研究者が一堂に会し、時間を共有して、ふたつの「しかけ」による交流と議論を行ないます。そのひとつは、研究者がもちよったトピックをもとにそれを形として表現する「作品」をつくることです。ふたつ目は、異分野の交流をさらに活性化させるために、その作品づくりに、研究者だけでなく柔軟な発想が期待できる異世代(主に10代の学生)が参加することです。

「研究者」と「若い世代」がチームをつくり、「研究者」がお互いの研究トピックを、「若い世代」が理解できるかたちで話題提供します。そこから、分野や世代をこえて、素朴かつ率直な疑問や質問が生まれ、それらに応えるかたちで作品づくりと議論をすすめます。最終的に、ある研究トピックに関して、お互いに理解できるしくみやコンセプトを「絵」や「立体」の表現「作品」にまとめます。

この「作品づくり」には、そのプロセスを参加者が共有すること、そこから互いに異分野を知り、専門からの視点を学び、さらにそれら共同的な活動の果実として研究者自身が自分の専門の未知なる面や新たな発想に気づくことなどがともないます。これら「新たな知の創造」を「皆」で体験し交流してみたいと考えています。

また、このフォーラムのねらいである「知の創造」にむけた仮説を描くために、人々が集まる知的活動そのものを創造的に設計することについても議論してみたいと考えております。そのために、このフォーラムにあらかじめ設置した分科会で「会議のしつらえ:空間、用具、出来事、そして運営」を考案、設計してきました。

【関連リンク】

●異分野研究者交流フォーラム:http://www.nextdesign.jp/jst-sunaga-forum/