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メルプロジェクト・サポーターズ・メールマガジン
『メルの環』2002年12月号

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サポーターズ・メンバーのみなさまへ

紅葉のきれいな季節です。日ごと寒さがきびしくなってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでいらっしゃいますか。突然ですが、メルプロジェクトでは、今月から、メルプロジェクトの活動やメディアリテラシーにまつわるさまざまなニュースなどをあつめ、月1回、毎月末にこのようなメールマガジンのかたちでお届けすることにしました。どうぞよろしくお願いいたします。

□メルプロジェクト・プロジェクトリーダー

 市川克美(NHK番組制作局)    境真理子(日本科学未来館)
 菅谷明子(経済産業研究所)    林直哉(長野県立梓川高校)
 水越伸(東京大学大学院情報学環) 山内祐平(東京大学大学院情報学環)

では、今月号の内容です。

━━━━━━━━━━━『メルの環』2002年12月号 ━━━━━━━━━━━━━

メルプロジェクトからのお知らせ

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 ◆ メルプロジェクト 11月公開研究会のご報告
 ◆ メルプロジェクト 今後のミーティング予定
 ◆ 11/9 〈東京都プロジェクト〉写真ワークショップのご報告
ニュース/ご案内など

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 ◆ シンポジウム「話題の放送番組を見る会・語る会」が開かれました
 ◆ 読売テレビが「テレビづくりのハンドブック」を販売
 ◆ 「カンブリアンゲーム」その後
 ◆ サントリー「ダカラ」CMがネットで見られます
 ◆ 「なごや・まちコミ映像祭“2002”」ビデオ作品募集のお知らせ

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メルプロジェクトからのお知らせ

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◆ メルプロジェクト 11月公開研究会のご報告

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2002年11月16日(土)、東京大学大学院情報学環にてメルプロジェクト11月公開研究会をおこないました。2時間半にわたり、全国4地区で展開中の「民放連プロジェクト」の各活動について報告・討論がおこなわれました(実際には3地区)。簡単ではありますが、ご報告申しあげます。

メルプロジェクト 11月公開研究会

○ 日 時  11月16日(土)午後3時〜5時30分 
○ 場 所  東京大学大学院情報学環 山内研究室
○ 参加者  14名
○ 報 告  民放連プロジェクト各地の現状報告
        福岡地区  劉  雪雁
        愛知地区  上杉 嘉見
        長野地区  林  直哉
        仙台地区  (今回は実践中で担当者は不在のため報告なし)

1地区20分程度で3地区における進行状況について報告。それについて討論を行った。

○ 報告内容と討論について
福岡地区からは、台湾政治大学附属小学校とメディアキッズ(こどもとメディア研究会内のグループ)のこどもたちが、お互いの都市に対するイメージを交換するところから始まり現在までの経過が説明された。台湾では小学校の授業内容について、福岡からはRKBで行われたテレビ局内での研修会について、それぞれの疑問点を摺り合わせたオンラインテレビ会議などを経て、実践が楽しく展開されている様子が報告された。
愛知地区からは、春日ヶ丘中学校の生徒が「お弁当」をテーマとした取材に入っている様子が説明された。「お弁当は愛だ」という方向でビデオ制作が進んでいることや、カメラの使い方について東海テレビとの打ち合わせがうまくいき大変面白い授業になった様子などが報告された。長野地区からは、実際にon the airされた素材が提示され、制作した番組を放送する上 で参加者(高校生)の生放送参加とコメントについて討論が行われた。メディアについての授業批判などが飛び出したが、その発言について、背景や対処の仕方、これからのどのような方向で生放送に臨んだ方が良いか、などの貴重な意見交換が行われた。
(林直哉)

なお、次回研究会は12月14日(土)午後3時からです。
みなさまのご参加をお待ちしています。

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◆ メルプロジェクト 今後のミーティング予定

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来月以降の予定をあらまし次のように決めました。日時が迫りましたらまた連絡を差し上げますが、ご予定いただければと思います。作業ミーティングは午後1時から、公開研究会は午後3時から、いずれも東京大学大学院情報学環でおこないます。12月の研究会のあとは忘年会といきたいと思います。(水越伸)2002年

 ■12月14日(土) 作業ミーティング、公開研究会「東京都プロジェクト中間 検討会」

2003年

 ■1月11日(土)  作業ミーティング、公開研究会「メディア表現研究の展望」
 ■2月 8日(土)  作業ミーティング、公開研究会「HIT報告会」
 ■3月 7日(金)      民放連プロジェクト・シンポジウム
 ■3月 8日〜9日(土・日) メルプロジェクト・シンポジウム
 ■4月 5または12日(未定) 公開研究会「メディア表現論発表会」

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◆ 11/9 〈東京都プロジェクト〉写真ワークショップのご報告

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さる11月9日、子どもたちのためのメディアリテラシーの実践を考える〈東京都プロジェクト〉の一環として、ワークショップ『写真をみる・よむ・かたる』を東京都写真美術館で行いました。〈東京都プロジェクト〉には、公民館で行う三鷹実践と、博物館で行う写真美術館実践のふたつがあります。写真美術館実践では、ワークショップ型と学校連携型のふたつのタイプで実践が行われますが、これはそのうちの前者にあたるものです。この実践では、博物館(美術館)が所蔵する作品、蓄積した多様な情報を、子どもたちが十分に活用できる博物館型のプログラムを開発することを目的としています。今回のワークショップには19人の参加者が集まり、10時から16時すぎまで、一日かけて写真とじっくり向きあってもらいました。午前は、身のまわりの写真から美術館のコレクションまで様々な写真についての意味や成りたちについて考えたあと、写真美術館のコレクションから選ばれた写真をつかってその主題、構図や意図について各自が読み解き作業をおこないました。子どもたちが写真からさまざまな情報を読みとり、想像力をはたらかせている様子がうかがえました。午後はまず、学芸員によるギャラリーツアーをおこない、写真というメディアの物質性や大きさ、配置など空間の中に置かれた写真へと視野を広げるきっかけをつくりまし た。その後グループに分かれ、与えられた4枚の写真のうち3枚を選び、それぞれの写真の主 題・構図・意図や3枚に共通するテーマなどについてグループで議論しながら組写真のようなひとつの「作品」をつくる、という作業をおこないました。作品発表では、なぜその3枚を選んだのか、なぜそのように配置したのか、その作品が何を伝えようとしているのかを報告してもらい、それに対する質疑応答やディスカッションをおこないまし た。子どもたちは活発に議論し、同伴した大人たちからその発想やアイディアに驚きの声があがりました。小学生にはやや難しい部分もありましたが、アンケートで写真について感じたことや発見したことを聞いたところ、
 「ぜんぶちがうかくどから見ている」(9歳)
 「写真といっても、いろいろな写真がある事がわかった」(11歳)
 「カラーやモノクロだけじゃなくって、ぬったやつとかもあってすっごー。とおもった」(11歳)
 「写真はそれぞれ、ばしょや人によって感じることがちがって、とてもふしぎな感じでした」(13歳)
などのコメントがあり、子どもたちはそれぞれ何か感じとってくれたようです。参加者の作品は、その日から1週間、写真美術館の廊下に展示されました。
(東京大学大学院学際情報学府・村田麻里子)


ワークショップ『写真をみる・よむ・かたる』 

○ 講師 水越伸・村田麻里子(東京大学大学院情報学環メルプロジェクト)ほか
○ 日時 2002年11月9日(土)10:00〜16:30
○ 場所 東京都写真美術館
○ 対象/定員 20人(小学校高学年以上高校生まで)親子参加も可能
○ 参加費 500円(材料費込)

http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/

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ニュース/ご案内など

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◆  「話題の放送番組を見る会・語る会」が開かれました

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11月29日、番組を見て制作者と語り合う「話題の放送番組を見る会・語る会」(主催・放送文化基金)が開かれました。この会は、番組制作者をまじえて毎年2〜3回開催されています。今回は今年の文化基金賞を受賞した2つの番組を視聴したあと、制作者・参加者による話し合いをおこないました。メルプロジェクトリーダーの境真理子が司会を担当いたしました。

----------「話題の放送番組を見る会・語る会」----------

○ 日時 2002年11月29日(金)午後4:00〜8:30
○ 場所 日本海運倶楽部303号室(千代田区平河町2-6-4 海運ビル3階)
○ 内容 ・ 毎日放送テレビドラマ「ごきげんいかが?テディベア」視聴
        ・薮内広之氏(毎日放送)コメント/ディスカッション
        ・RKB毎日放送テレビドキュメンタリー「炭坑美人〜闇を灯す女たち 〜」視聴
        ・渡辺耕史氏(RKB毎日放送)コメント/ディスカッション
        ・総合ディスカッション
○ 主催 放送文化基金

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◆  読売テレビが「テレビづくりのハンドブック」を作成・販売

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読売テレビが『チャレンジ!テレビ番組づくり』(B5版/112ページ/税込1,050円)というハンドブックを販売しています。中学生や高校生向けにテレビ番組の作り方をわかりやすく解説されていて、かなりよくできた内容と評判です。読売テレビに申し込めば、だれでも入手することができます。

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『チャレンジ!テレビ番組づくり』

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〜〜イラストを多用し、絵を見ただけで大体の内容を把握できるよう〜〜

〜〜工夫しており、やらせと演出の違い、意図を曲げずに伝えるため〜〜

〜〜のインタビュー編集のルールなど、メディアリテラシーの観点も〜〜

〜〜随所に盛り込んでいます(チラシより)

○ 目次

  1章 映像の特性編
  番組の色分け/番組の制作/人の目・カメラの目/映像の起承転結/映像で情報を伝える/映像を通して伝えたいこと/制作の流れ

  2章 構成編
  テーマとは何?/テーマを決めよう/素材のリストアップ/ロケハンに行く/構成を考える/取材の心得/チャレンジ!3人組

  3章 撮影編
  カメラサイズ/カメラアングルとポジション/カメラワーク/構図/5W1H/イマジナリーライン/撮影のヒント

  4章 リポート編
  リポートとリポーター/リポートを構成するもの/リポートのヒント/インタビューのヒント/チャレンジ!3人組

  5章 編集編
  ラッシュを見よう/編集とは何?/編集のヒント/編集の力/音声の編集/台本の書き方/ナレーション原稿/ナレーションのヒント/パソコンで簡単編集/チャレンジ!3人組

○ 申し込み方法
  電子メールかファックスで、氏名/送付先/電話番号/支払い方法(現金書留または商品代引)を添えて申し込む

      メール my755201@ytv.co.jp
      FAX 06-6947-2196

○ 支払い方法
  [現金書留]購入冊数分のテキスト代を送る(受け取りは送料着払いの宅配便)

        宛先:大阪市中央区城見2−2−33 読売テレビ審査室 薮田正弘 

  [商品代引]宅配業者に「購入冊数分のテキスト代+送料+商品代引手数料」を支払う

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◆  「カンブリアンゲーム」その後

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2002年3月に東京大学安田講堂で開催した「メルプロジェクト・シンポジウム」においてメディア・アーティストの安斉利洋さん・中村理恵子さんが「カンブリアンゲーム」という大変おもしろいメディア遊びのワークショップを展開してくださいました。このゲームはコミュニケーションの本質を言い当て視覚化するような試みであり、安田講堂シンポジウム以降、メルプロジェクトほか、いまや全国各地の小学校や世界にまで広がりつつあります。現在、このカンブリアンゲームの生みの親である安斉利洋さん・中村理恵子さんは、小・中学校の先生や先鋭の研究者が中心となって情報教育の実践研究と普及を進める「デジタル表現研究会(D-project)」と協力して、ネット上でおこなうカンブリアンゲームのデジタル版を開発中だそうです。学校教育の現場で、とおく離れた全国の子どもたちがインターネットでいっしょにカンブリアンゲームを楽しむ、ということが実現されるかもしれません。乞ご期待。

連画スクラップ(安斎利洋さんと中村理恵子さんのサイト)

 http://www.renga.com/

カンブリアンゲーム

 http://www.renga.com/cambrian/

デジタル表現研究会(D-project)

 http://www.d-project.jp/

(早稲田大学・内川奈津子)

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◆  サントリー「ダカラ」CMがネットで見られます

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CMでおなじみのサントリーの健康飲料「ダカラ」のホームページでは、今まで放送されたCMの台本と映像をすべて見ることができます。台本には、簡単ではありますが、カットごとの画像とセリフがすべて掲載されており、CMを授業で使いたいと考えている先生方には、かなりオススメのサイトと思われます。
(著作権にご留意ください)

ダカラ学園

 http://www.suntory.co.jp/softdrink/dakara/

   CMを見るには、このトップページから「時間割」にある「放課後−学園放送 DAKARA CM上映会」をクリックします

(早稲田大学・内川奈津子)

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◆  「なごや・まちコミ映像祭“2002”」ビデオ作品募集

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「まちづくり」をテーマとした映像祭「なごや・まちコミ映像祭“2002”」では、下記の要領でビデオ作品を募集しています。締めきり当日ではありますけれども、、、、お知らせ申しあげます。

「なごや・まちコミ映像祭“2002”」ビデオ作品募集
○ 募集内容 まちづくりへの人びとの共感を呼び、理解と参加を促進するビデオ作品を募集。環境、人とひとを結びつけるコミュニケーションづくりなど、自由な発想で「私のまちづくり」を表現してください。作品の内容性と表現力の観点から審査しま す。
○ 締切   2002年11月30日(当日消印有効)
○ 賞    グランプリ(1点)30万円、優秀賞(3点)各5万円。
くわしくは下記HPをご覧ください。

作品募集要項
 
http://www.vns.npo-jp.net/data/machicomi2002/bosyu_yoko.htm

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メルプロジェクト・メールマガジン『メルの環』は、東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」メンバーのみなさまにお送りしています。このメールマガジンについてのご意見やお問い合わせは下記までお願いいたします。

 水越伸(メルプロジェクト・東京大学大学院情報学環)

 shin@iii.u-tokyo.ac.jp

『メルの環』編集担当
 松井貴子(水越研究室アシスタント)
 上杉嘉見(名古屋大学大学院) 内川奈津子(早稲田大学) 矢久保飛鳥(立命館大学)

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         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              <
http://mell.jp/>

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        Media Expression, Learning and Literacy Project
   on Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo
       Copyright (C) 2002 MELL Project All Rights Reserved.

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