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メルプロジェクト・メールマガジン
『メルの環』2003年8月号

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梅雨も明け、一気に暑い暑い夏となりました。暑さに負けていたわけでないのですが、今号の配信が遅れたことをお詫び申し上げます。さて、海、プール、怪談、すいか、と巷は夏の話題であふれ返っています。ふと見ていたテレビによると、熱中症は「我慢づよい(我慢してしまう)人」「まじめな人」がかかりやすいのだとか。そういう問題だろうかと訝りつつも、つまりは暑いと思ったら涼しいところに行けばいいのですね。みなさま、我慢せずによい夏をお過ごしください!

□メルプロジェクト・プロジェクトリーダー
 市川克美(NHK番組制作局)    境真理子(日本科学未来館)
 菅谷明子(経済産業研究所)    林直哉(長野県立梓川高校)
 水越伸(東京大学大学院情報学環) 山内祐平(東京大学大学院情報学環)

では、今月号の内容です。

━━━━━━━━━━『メルの環』2003年 8月号 目次━━━━━━━━━━━

メルプロジェクトからのお知らせ

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 ◆ メルプロジェクト 9月公開研究会のお知らせ
             → !! 27日開催です !!

 ◆ メルプロジェクト 03年度夏期合宿の3日間

ニュース/ご案内など

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 ◆  中学生がテレビ・プロデューサーにもの申す!
     〜〜 NHK「中学生と語るテレビのありかた」のご案内〜〜

 ◆  どうなる? 自民党「青少年健全育成基本法案骨子(案)」

 ◆  リキエスタ・プラス、3冊が出そろいました!

 ◆  世界のメディア教育を俯瞰する "Visions/Revisions"
        〜〜 メルプロジェクトも登場しています 〜〜

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メルプロジェクトからのお知らせ

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◆◆ 9月公開研究会のご案内 ◆◆

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!!!  9月の公開研究会の日程が変更になりました  !!!
!!! 13日の予定を改め、27日(土)に開催します !!!

メルプロジェクト定例の公開研究会を下記の要領で開催します。9月は「情報リテラシー論」ワークショップ実践の発表会です。「メルの環」7月号でワークショップの実践現場を大募集しましたが、おかげさまで反響をいただき、現在各ワークショップは鋭意進行中です。暑い夏の成果が発表されることでしょう……各ワークショップについては、「メルの環」7月号をご参照ください。公開研究会はどなたでもご参加自由です。どうか万障お繰り合わせのうえお運びください。

  2003年9月メルプロジェクト公開研究会

○ 日 時  9月27日(土)午後1時から
○ 場 所  (未定) 追って次号でお知らせします
○ テーマ 「情報リテラシー論」ワークショップ実践の発表

※8月の公開研究会はお休みです。

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◆ メルプロジェクト 03年度夏期合宿の3日間 ◆

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7月26日〜28日の3日間、長野県は黒姫高原にて、メルプロジェクト夏期合宿がおこなわれました。今年は参加メンバーの家族を含め総勢50余名が参加。

1日目:お昼過ぎに現地集合。そのまま会議室に直行し、自己紹介、会計報告、活動報告を行ないました。プロジェクトの数が多いため、限られた時間のなかでそれぞれ詳しい報告はできませんでしたが、メルプロジェクトの多様な活動を俯瞰するものとなりました。夕食、野尻湖花火見物(残念ながら雨)。

2日目:この日は朝から快晴! 目の前にくっきりと姿を現した冴えた緑の黒姫山の威容に、朝から散歩に出るメンバーも見られました。午前中は、今年度の活動のなかから、新しい出版のかたちを探る「コミュニティ・パブリッシング」、熊本県で活動する岸本晃さんたちの自前メディア「南の國から」への参加、昨年度の活動成果をまとめる「民放連プロジェクトの本」という3つのプロジェクトについて話し合いがおこなわれました。今後の動きに向けて、大まかな方向性が見えたようです。ウナギの昼食(土用の丑の日ですね)をはさんだあと、メルマガ編集/ビデオ編集/博物館見学/野外観察、の4つのワークショップがおこなわれました。メンバーはそれぞれ希望するワークショップに参加し、パソコンに向かうチーム、ビデオカメラ片手に外へくり出すチーム、牧場で輪になってディスカッションを繰り広げるチーム、スケッチブックを抱えた子どもたちを携えたチームなど、夕方まで4チームがそれぞれの活動を繰り広げました。活動の様子は夕食後の報告会で発表されました。

最終日:午前中に総括&ディスカッション。メルプロジェクトの今後について検討し、将来に向けて反省点や強化すべきところなどを話し合いました。そして昼食、解散。 ディスカッション、ワークショップ、報告会……ミーティングの傍らで子どもたちが走り回っていた、実り多き3日間でした。

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◆ 合宿で得られたもの〈番外編〉 ◆
 〜〜ネマガリダケのお味噌汁〜〜

おみやげ屋さんで見つけた「ネマガリダケ」。細身のタケノコといった風貌で、水煮したものがパックに入って売られていました。15センチくらいのものが20本くらいで500円くらい。宿で出されたこのネマガリダケのお味噌汁がとてもおいしく、乞うて教えていただいた作り方をご紹介します。

・お味噌汁をつくります。具はネマガリダケとじゃがいも(絶妙の相性です)。
 どちらも小さめに切り、だし汁でやわらかくなるまで煮ます。

・お味噌をとく前に、サバの水煮缶をどどっと入れます。これがポイントです。

・お味噌をといたら箸伝いにとき卵を加え、ささっと混ぜてふんわりとさせます。要はかき卵です。

できあがり! かんたん!

つまりはサバ水煮&卵の入ったお味噌汁です。宿の人もお奨めしてくださって、缶詰料理(しかもサバ)が自慢料理というのも何ですが、そこは文句を言わせぬおいしさなのでした。本末転倒ですが、ネマガリダケはふつうのタケノコの水煮でもいいでしょう。

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ニュース/ご案内など

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◆◆  中学生がテレビ・プロデューサーにもの申す!
     〜〜 NHK「中学生と語るテレビのありかた」のご案内〜〜

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テレビ番組のお知らせです。
国語メディア教育研究会のメンバーである中村純子先生の川崎市立麻生中学校の生徒さん、やはり同会のメンバーである川崎市立平間中学校の生徒さんたち、それから愛知でがんばっている愛知産業大学三河中学校の生徒さんたちがテレビでNHK、TBS、フジ、テレビ朝日のプロデューサーたちとテレビのあり方について討論しました。7月25日、東京・霞ヶ関イイノホールで収録されました。下記の要領で放送されます。なお、NHKから登場するのは、メルプロジェクトのプロジェクトリーダーの一人である市川克美です。ぜひご覧ください。

「中学生と語るテレビのありかた」

□ 8月16日(土)午後11時30分〜深夜24時40分
□ NHK教育テレビ「土曜フォーラム」にて

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◆◆  どうなる? 自民党「青少年健全育成基本法案骨子(案)」

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 民放連という組織がメディアリテラシーに取り組んでいる理由の1つには、あれやこれやの公的規制に対する盾にしたいという思惑があるのですが、自民党でまたもや「青少年健全育成」のための法律作りが進んでいます。この法律案の一番の問題は、子どもを客体としてしか考えていなくて、「行動し、学ぶ主体」と思っていないところにあると思っています。
 民放連は自民党の法案作りに反対する意見を発表しました(このなかにはメルプロジェクト・民放連編の出版の話も入っています)。7/29付の新聞で報道されています。

□ 自民党「青少年健全育成基本法案骨子(案)」等に対する
   民放連意見の発表について

http://www.nab.or.jp/htm/press/press20030729.html

(民放連・本橋春紀)

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◆◆  リキエスタ・プラス、3冊が出そろいました!

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 2003年3月のメルプロジェクト・シンポジウムでは、参加者のみなさんに『メルの環』をお配りしました。(このメルマガのことではありません。メルの実践プロジェクトの報告から思想的背景まで、メディアリテラシーをめぐってつづられたエッセイ集です。)本書は「リキエスタ・プラス」というオン・デマンド技術をもちいた少部数出版のプロジェクトから刊行したもので、一般の書籍とはちょっと性格が異なります。概略については「メルの環」2、3月号をご覧ください。
 さて、このたび、このリキエスタ・プラスから新装版『メルの環』をはじめ、下記に紹介する3冊の書籍が刊行されました。どの本も、一冊の本を媒介させることでゆるやかなメディア・コミュニティを編んでいこうという意図のもとに編集・刊行したものです。私たちはこうした本のあり方を「コミュニティ・パブリッシング」と呼び、メディアとコミュニティをめぐる新しい関係を提案しました。リキエスタ・プラスの3冊は一般の書店でではなく、現在のところは発売元のトランスアート社のウェブサイトを通じて販売しています。ご興味のある方は、ぜひのぞいてみてください。

トランスアート

http://www.transart.co.jp/

□東京大学情報学環メルプロジェクト・編

『メルの環――メディア表現、学びとリテラシー』
  東京大学情報学環メルプロジェクトの活動の記録と成果の報告。

  A5判/並製/144ページ/本体価格¥1,800/ISBN4-88752-179-0

□佐倉統・編

『佐倉統がよむ 進化論のエッセンス』
  生物学や進化論を専門としない、けれども進化論の考え方をぜひ勉強したいという、人文社会学系の大学の学部生から大学院生のための入門テキスト。日本の進化論のエッセンスのアンソロジーとその解説です。大学というコミュティーの基本的な単位で読まれ、使われる本のひとつのモデルを作ろうという試みです。

 A5判/並製/148ページ/本体価格¥2,200/ISBN4-88752-180-4

□五十嵐太郎・南泰裕・編
『エディフィカーレ・リターンズ』
  1990年代はじめ、現在気鋭の建築家・評論家たちが建築学科の院生時代に創った伝説の同人雑誌『EDIFICARE』のバックナンバーから、いまなお光彩を放つ読み応えのあるエッセー・論文を再録した論集。院生たちの小さなサークルで出されていた同人誌が、読み継がれ、語り継がれてコミュニティーを形成するひとつのかたちを読み取ることができます。

 A5判/並製/337ページ/本体価格¥4,800/ISBN4-88752-181-2

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◆◆  世界のメディア教育を俯瞰する "Visions/Revisions"
        〜〜 メルプロジェクトも登場しています 〜〜

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2003年夏、National Telemedia Council(NTC)は設立50周年を記念し、バリー・ダンカン、キャサリン・タイナーの編集による「Visions/Revisions」を刊行しました。NTCはアメリカでもっとも古いメディア教育の専門家組織で、会報誌「 Telemedium: The Journal of Media Literacy」は世界中に多くの読者をもっています。さて、「Visions/Revisions」は、幅広い視点のもとに、メディアと教育をめぐるさまざまな理論や実践例を集めた一冊です。「世界のメディア教育(Media
Education Around The World)」と題された第4章は、その名のとおり世界各国の実情や事例を紹介するもので、メルプロジェクトの水越伸、山内祐平の 共同執筆論文「日本のメディア環境とメルプロジェクト(Perspectives on Japan's Media Environment and the MELL Project)」も収録されています。

残念ながら、オンライン書店で買えるかどうかは現在のところ確認できていません……。NTCへ注文すれば、30ドル+送料で入手できます。

"Visions/Revisions -- Moving Forward with Media Education"

ISBN: 0-9742043-0-7
Price: $30, (outside US, add postage)

□National Telemedia Council

http://www.nationaltelemediacouncil.org/

 ↑

2003年8月現在、NTCのウェブサイトの「what's new」ページで同書が紹介されています。

http://www.nationaltelemediacouncil.org/whatsnew.htm

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メルプロジェクト・メールマガジン『メルの環』は、東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」メンバーのみなさまにお送りしています。このメールマガジンについてのご意見やお問い合わせは下記までお願いいたします。

 水越伸(メルプロジェクト・東京大学大学院情報学環)

 shin@iii.u-tokyo.ac.jp

『メルの環』編集担当

 松井貴子(水越研究室アシスタント)
 上杉嘉見(名古屋大学大学院) 内川奈津子(早稲田大学) 矢久保飛鳥(立命館大学)

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         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              <
http://mell.jp/>

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        Media Expression, Learning and Literacy Project
   on Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo
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