■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

メルプロジェクト・メールマガジン
『メルの環』2003年9月号その 2

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


天高く、月と火星がきれいな夜空を彩った9月です。さて、今月はお伝えしたいお知らせが多く、「9月号その2」をお送りします。内容は、メルプロジェクト公開研究会の向こう4回分のご案内、関西からのレポート、イベントのお知らせ、などなど。もう今年も3/4近くが終わり(!)、慌ただしい時期となってまいりましたが、メルの公開研究会は12月までの予定をお知らせしますので、ご予定していただければ幸いです。

□メルプロジェクト・プロジェクトリーダー
 市川克美(NHK番組制作局)    境真理子(日本科学未来館)
 菅谷明子(経済産業研究所)    林直哉 (長野県立梓川高校)
 水越伸(東京大学大学院情報学環) 山内祐平(東京大学大学院情報学環)

ではでは、今月号その2の目次です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ■ 目次 ■ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

MELL Project News
■1■[メルプロジェクト] 9〜12月公開研究会のご案内


Other Information
■2■ 関西で、「多文化共生社会」実現への動きが芽生えています
            〜〜 pampam、多文化共生センター、ほか 〜〜

■3■ 目白押し! 研究会・イベントのお知らせ

     9/19  “メディア、デザイン、コミュニケーション……”
            デザインと文化&文化研究プログラム 研究会 in 東京
     9/26  “取材者が問い直される”
            「あくせす」学習会 in 名古屋
     9/28  “メディア・リテラシー教育を論じる”
             日本教育方法学会第39回大会 in 滋賀
    10/4・5 “イラク戦争報道を問う”
            「放送を語る会」例会 in 東京
   10/12・13 “子どもたちの豊かな発達と環境整備のために”
            「国際子どもフォーラム」 in 福岡



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ■ 本文 ■ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1■[メルプロジェクト] 9〜12月公開研究会のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆9月 東京大学大学院・学際情報学府「情報リテラシー論」発表会
----------------------------------------------------------------------------
 9月27日(土)午後1:00〜5:30
 東京大学本郷キャンパス 工学部2号館セミナー室2 にて

東京大学大学院・学際情報学府の講義「情報リテラシー論」では、それぞれ専門性をもつ大学院生が情報やメディアのリテラシーに関わる授業案やワークショップ案を制作し、教育現場(学校や社会教育施設など)で実践するという試みを行っています。本年度のプランと実践についての発表会。


◆10月 人間中心的な情報社会を求めて:北欧の情報デザイン戦略
-----------------------------------------------------------------------------
 10月11日(土)午後3:00〜5:30
 東京大学本郷キャンパス 情報学環暫定建物2階会議室 にて

メディア論などの知見とデザインや工学の知を結びつけ、新たに地域社会をデザインしていこうという実践的研究に取り組んくむカリ・ハンス・コモネン(フィンランド・ヘルシンキ美術デザイン大学メディアラボ)氏を招き、フィンランドの文理越境的なプロジェクトの理念と実際を語っていただきます。


◆11月 大学におけるメディアリテラシー教育の課題
-----------------------------------------------------------------------------
 11月22日(土)午後3:00〜5:30
 東京大学本郷キャンパス 情報学環暫定建物2階会議室 にて

大学で教鞭をとる方々を招き、標題をめぐって座談会形式(司会:水越伸)で論じあいます。メディアリテラシー教育の実際について、おそらくは……かなり率直な意見が交わされることでしょう。


◆12月 テレビジョン分析の現在;「知恵の木」プロジェクトの試み(仮)
-----------------------------------------------------------------------------
 12月13日(土)午後3:00〜5:30
 東京大学本郷キャンパス 情報学環暫定建物2階会議室 にて

石田英敬氏(情報学環教授)を招き、同氏が手がける言語態分析の方法をもちいたテレビ分析プロジェクト「知恵の木」を論じます。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■2■ 関西で、「多文化共生社会」実現への動きが芽生えています
        〜〜 pampam、多文化共生センター、ほか 〜〜

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「多文化共生センター」は、国籍や言語、文化や性などの違いを認め、尊重しあう「多文化共生社会」の実現をめざしてさまざまな活動を行っているボランティア団体です。同センターは大阪、京都、兵庫、広島、東京に活動拠点をもっています。2003年3月、多文化共生センター・大阪の「エスニックメディア支援プロジェクト」を母体として、「pampam(パムパム)」という任意団体が発足しました。私はこのpampamでボランティアを行っています。
 pampamでは現在、大阪市立総合生涯学習センターで、日本に在住している外国人を対象にしたパソコン教室を開催しています(2003年12月まで開催予定、その後は未定)。外国人学習者の登録者数はこの8月末で70名を越え、ボランティアが全く足りていない状況です。 そもそも、エスニックメディア支援プロジェクトは、外国人が情報の受発信をすることをサポートするプロジェクトでした。しかし、活動するうち、ボランティアの日本人が外国人の情報環境を目の当たりにすると、自らの情報環境を見直すことになり、日本人が情報について学ぶ機会にもなっていることがわかりました。さらに、今行っているパソコン教室では、外国人ボランティアが日本人にパソコンを教える場面も出てきています。私達はこのように、支援する側される側という立場を越えて、すべての人が共生していける社会を目指して、情報をキーワードに活動しています。
 関西には他にも、外国人と共生していくことを目指した団体があります。兵庫県・長田区のたかとりコミュニティーセンターでは9つの団体が活動しており、活動の一つとして、暮らしに役立つ生活情報を9言語で知らせる「東西南北」を発行しています。「東西南北」は翻訳・通訳・多言語企画のNPO事業体「多言語センター FACIL(ファシル)」が翻訳を行い、「ツール・ド・コミュニケーション」が印刷版のレイアウト・Web版作成、そして「FMわぃわぃ」がラジオとインターネットを使ったストリーミングで放送するという協働作業で制作しています。
 将来的にはこれらの団体をつなぎ、何か面白いことができないかと考えています。メルプロジェクトのみなさんも、ご興味のある方は、ぜひご連絡をいただければと思います。いっしょに何かできるといいですね。どうぞよろしくお願いいたします。
(山根かおり・メルプロジェクトメンバー 
YRQ01712@nifty.ne.jp

□多文化共生センター
http://www.tabunka.jp

□多言語センター FACIL(ファシル)
http://www.tcc117.org/facil-kids/facil/total/top.htm

□「東西南北」
http://www.tcc117.org/tozainanboku/

□ツール・ド・コミュニケーション
コミュニケーションの道具としてのパソコン、インターネット等を活用して市民活動、 地域活動、マイノリティの自立支援に取り組む非営利団体
http://www.tcc117.org/tdc/

□FMわぃわぃ
http://web.tiscali.it/no-redirect-tiscali/sgphome/takibi/yymain.htm

(以上)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■3■ 目白押し! 研究会・イベントのお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

関東から九州まで、近日中に日本全国で開催されるイベントをご紹介します。


-----------------------------------------------------------------------------
◆9/19  “メディア、デザイン、コミュニケーション……”
      ――デザインと文化研究会&文化研究プログラム研究会 in 東京
-----------------------------------------------------------------------------


東京大学社会情報研究所では、ドイツから写真・デザイン・メディア理論家として活躍されているロルフ・ザクセ氏を招聘し、ほかゲストをお招きして小シンポジウム形式の研究会を開催します。現在のサイバースペースやヴィジュアル・メディア環境におけるメディアとデザイン、コミュニケーションの可能性を考える上で、たいへん刺激的な会になると予想されます。この貴重な機会をお見逃しなく。



■          東京大学社会情報研究所          ■
■  2003年度年度デザインと文化研究会&文化研究プログラム   ■
■           研究会開催のご案内           ■

  □日 程  9月19日(金) 午後6:00〜8:30

  □場 所  東京大学本郷キャンパス 社会情報研究所・6階会議室 

  □報告者  ロルフ・ザクセ(Rolf Sachsse)氏
 
  □報告概要 「ネット・トラベル:デジタル・シティのツーリストとして」
  (95年から2001年まで、このタイトルのもとに私はネットの中のあらゆる形態のデジタル・シティを訪れて25のレビューを書いた。2002年の終わりの時点で、これらのなかでまだ存続しているサイトは1つもない。私は、私自身のオリジナルのテクストだけでなく、それらによって提案されていた都市生活の異なるモデルの重要性を思い起きさせるイメージを収めて一冊の本をまとめた。)

  □報告者について: 1949年ドイツ・ボン生まれ、在住。写真家として
   数年間活動後、美術史、コミュニケーション・リサーチ、ドイツ文学を研究。19世紀インテリアの保存活動の代表、フリーランス・ライター、展覧会企画、アーティストとして活動するほか、写真と電子メディア、美術史とメディア理論、デザイン理論などの分野で数々の大学で教鞭をとる

  □コメンテーター  港千尋 (写真家、映像理論)
            生井英考(写真史、アメリカ文化史)
    司 会     吉見俊哉(社会学、文化研究)

    ※報告は英語です。通訳は大意要約的な形となる予定。同時通訳や逐語訳のような形は期待しないでください。

  □問合せ  東京大学社会情報研究所 吉見研究室 
        03−5841−5920
        文化研究プログラム  
         山本拓司 
taku@isics.u-tokyo.ac.jp
        非常勤研究職員
         高媛 
yuan@isics.u-tokyo.ac.jp
  □協 力  W Cube Project



-----------------------------------------------------------------------------
◆9/26  “取材者が問い直される”
             ――「あくせす」学習会 in 名古屋
-----------------------------------------------------------------------------

名古屋で活動を進めている市民団体「市民とメディア研究会あくせす」の例会(公開学習会)をお知らせします。故・林竹二の伝説の授業を追いつづけたテレビディレクターによる貴重な報告です。平日夕方の開催も社会人にはありがたいところ、ご関心のある方はいざ名古屋へ。

 
■     市民とメディア研究会あくせす・公開学習会     ■
■       「取材者が問い直されるということ」      ■
■      〜教育現場のドキュメンタリー取材体験から〜   ■

  □日 程  9月26日(金) 午後6:30〜8:50ごろ

  □場 所  なごやボランティアNPOセンター集会室

  □講 師  戸崎賢ニさん(元NHKディレクター・東邦学園大学教授・
               メルプロジェクトメンバー)

  □概 要
  非行を繰り返し、中学校では落ちこぼれていた少年が、たった一度、林竹二という哲学者の授業を受けて大きく変わる。1988年に放送されたNHK教育テレビの番組「授業巡礼〜哲学者林竹二が残したもの〜」には、この少年のインタビューが16分間、異例の未編集ノーカットで置かれている。少年問題が起こるたびに、「家庭」が、「地域」が問題にされるが、学校の日常の授業について言及されることはほとんどない。子どもたちにとって救いとなる「授業」は存在しえないのだろうか。少年の孤独な魂に響く授業とはなんだったのか、なぜディレクターは番組途中で通常の番組構成の手法を放棄したのか・・・・・「授業巡礼」の番組を契機に、その後学校現場のドキュメンタリーを撮り続けた戸崎賢ニさんの報告を聞く。

□市民とメディア研究会あくせす
http://access.tcp.jp/

-----------------------------------------------------------------------------
◆9/28 “メディア・リテラシー教育を論じる”
           ――日本教育方法学会第39回大会 in 滋賀
-----------------------------------------------------------------------------

教育学において、とりわけ実践の方法とその理論に取り組む日本教育方法学会では、9月末に行われる今年度の大会(於・滋賀大学)において、課題研究の一つとしてメディア・リテラシー教育をとりあげます。課題研究 III 「新しい学力 ――メディア・リテラシーをどう育成していくか」と題されたこの場では、情報教育、メディア教育、教師教育、実践研究のそれぞれの立場から、具体的・発展的な議論の展開が期待されます。


         ■日本教育方法学会第39回大会■
課題研究 III 「新しい学力 ――メディア・リテラシーをどう育成していくか」

  □日 程  9月28日(日) 午後1:00〜3:00
  (大会自体は27日、28日の全日開催されています)
  □場 所  滋賀大学・教育学部大津キャンパス
  □会 費  一般3500円 学生2500円(会員・非会員を問わず)

  コーディネーター・司会者
   水越敏行(関西大学) 小柳和喜雄(奈良教育大学)
  提案者
   生田孝至(新潟大学) 小笠原喜康(日本大学) 堀田龍也(静岡大学)
   人見和宏・澤田一彦(滋賀大学教育学部附属中学校)


□日本教育方法学会第39回大会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/nasem/39taikai.htm

-----------------------------------------------------------------------------
◆10/4・5  “イラク戦争報道を問う”
               ――「放送を語る会」例会 in 東京
-----------------------------------------------------------------------------

1989年に発足した視聴者団体「放送を語る会」がイラク戦争報道をめぐるフォーラムを開催します。講演や討論のほか、瞠目すべきはニュース3番組(「ニュース10」「ニュースステーション」「NEWS 23」)のこまかな分析・検証。ご興味のある方はお運びください。なお、会場の代々木オリンピック青少年センターは広大な敷地をもち、案内掲示をみて会場を探し当てるまでかなりの時間がかかるそうです。ご留意ください。


    ■    第14回「放送を語るつどい」   ■
    ■      “戦争報道を問う”       ■

 テレビによる「イラク戦争」の報道は戦争の真実に迫ることができたのか。国の進路について、国民の判断を左右する戦争報道。アフガンからイラクへ……一連の報道を視聴者の視点で検証するとともに、戦争そのものへメディアを動員する有事法制の危険性を考える。

  □日 程  10月4日(土) 午後1:30〜6:00
          5日(日) 午前10:30〜午後3:30
  □場 所  東京・代々木オリンピック青少年センター
           センター棟402号室
  □参加費  1000円(2日通し・1日参加も同額)
        ※青少年センターの宿泊施設の利用は2500円。
         申込みが多い場合は地方参加者を優先して調整します。
  □参加申込み お名前、所属、連絡先、懇親会・宿泊希望の有無を
         下記までお知らせください。
         Email: 
tiger-imai@nifty.com
         FAX 0463-32-9015(放送を語る会代表・今井潤)
  □主 催  放送を語る会
  □協 賛  日本ジャーナリスト会議 メディア総合研究所
  □プログラム
        4日 ・基調講演
           (アジアプレス・インターナショナル 野中章弘氏)
           ・「テレビはイラク戦争をどう伝えたか」
              〜ニュース3番組を検証〜
           ・懇親会(別費用)
        5日 ・講演(関東学院大学教授 丸山重威氏)
           ・討論「有事法制とNHK・民放」
           ・討論「視聴者運動の課題」


□第14回「放送を語るつどい」“戦争報道を問う”
http://www.jcj.gr.jp/action.html

-----------------------------------------------------------------------------
◆10/12・13 “子どもたちの豊かな発達と環境整備のために”
               ――「国際子どもフォーラム」 in 福岡
-----------------------------------------------------------------------------
     
10月12日(日)、13日(月・祝)の2日間にわたり、福岡市で「国際子どもフォーラム in FUKUOKA」が開催されます。厚生労働省主催の子育て支援者(子育てNPO)指導者研修事業を、NPO法人「子ども文化コミュニティ」が企画実施して共催するもので、子どもたちも一緒に企画にかかわっていることが特徴です。子どもとともに明日の次世代育成支援を考え、地域における子育て機能の再生をめざすことを目的としています。ご関心のある方は、ぜひご参加ください。
(高宮由美子/NPO子ども文化コミュニティ・メルプロジェクトメンバー)


    ■   国際子どもフォーラム in FUKUOKA   ■

  □日 程  10月12〜13日(日・月祝)
  □プログラム
        12日 13:00〜 於・パピヨン24ガスホール(福岡市博多区)
            基調講演「次世代育成支援対策について」
            シンポジウム「未来をつくる子どもたち」        
        13日 10:00〜
            第1部 ジェイ・ワイズカーバー氏・記念講演
                 於・アクロス福岡円形ホール(同中央区)
            第2部 子どもたちとジェイ氏との交流 
                 於・明治生命ホール(同博多区)

12日は「次世代育成支援対策推進法」を学び、子どもの現場の最前線で活躍しているパネラーによるシンポジウムを通して、子育て機能の再生について探ります。13日は、子どもの権利条約の普及や子ども参加政策に携わるジェイ・ワイズカーバー氏を招聘して記念講演会をおこないます。また、子どもの視点でとらえた今の日本の子どもの問題をめぐり、子どもたちとジェイ氏が意
見をくみかわします。この交流会は、高校生が企画から実施まで一緒になって開催します。


□国際子どもフォーラム in FUKUOKA
http://www.kodomo-abc.org/kodomoforum.html

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

メルプロジェクト・メールマガジン『メルの環』は、東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」メンバーのみなさまにお送りしています。このメールマガジンについてのご意見やお問い合わせは下記までお願いいたします。

 水越伸(メルプロジェクト・東京大学大学院情報学環)

 shin@iii.u-tokyo.ac.jp

『メルの環』編集担当
 松井貴子(水越研究室アシスタント)
 上杉嘉見(名古屋大学大学院) 内川奈津子(早稲田大学) 矢久保飛鳥(立命館大学)

--------------------------------------------------------------------------------------------

         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              <
http://mell.jp/>

--------------------------------------------------------------------------------------------

        Media Expression, Learning and Literacy Project
   on Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo
       Copyright (C) 2002 MELL Project All Rights Reserved.

--------------------------------------------------------------------------------------------