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メルプロジェクト・メールマガジン
『メルの環』2003年11月号

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目前に迫った3連休、自分のアパートを友人に貸すことになり、なかば強制的に近郊へ小旅行に出かけることになりました。と、そこで気になったのが紅葉のぐあい。今年はぜんぜん紅葉の便りを聞きませんが、そんなワケはないですよね。そういう情報を気にとめてないからか……と無粋な日々を反省しつつ、にわかに紅葉情報を探りました。さて、今号はイベントの多い秋らしく、盛りだくさんの内容です。来年のメルプロジェクトのシンポジウム日程も決まりました。秋深し11月号、どうぞお楽しみください。

□メルプロジェクト・プロジェクトリーダー

 市川克美(NHK番組制作局)     境真理子(日本科学未来館)
 菅谷明子(経済産業研究所)     林直哉 (長野県立梓川高校)
 水越伸(東京大学大学院情報学環) 山内祐平(東京大学大学院情報学環)

ではでは、今月号の目次です。

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               ■ 目次 ■ 

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MELL Project News

■1■[メルプロジェクト] 11月公開研究会のご案内
■2■[メルプロジェクト] 10月公開研究会がひらかれました
■3■[メルプロジェクト] 2004年シンポジウム日時決定!

              来年は2日間・3月6〜7日の土日です

Other Information

■4■ 世界最大のメディアアートのフェスティバル、「アルス・エレクトロニカ」に行ってきました
■5■  第6回ADC(アジアデザイン国際会議)を終えて――メディアとコミュニティをめぐる新しいモデルをアピール
■6■  その名も「山江村民てれび」 熊本県・山江村にインターネット放送局が開局!!
■7■  川崎国語メディア研究会・視察報告会のお知らせ――メディアリテラシー教育のヒントは西オーストラリアにあった
■8■  11/1、山口市にメディア・情報が主役の総合公的文化施設がオープン――YCAM・山口情報芸術センターに注目!
■9■  ICC「記録と表現 ――アーカイヴを作る・使う」展のご案内
■10■ 11/8、午後4時から! 「湯けむり事件の謎!」が放映されます


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               ■ 本文 ■ 

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■1■[メルプロジェクト] 11月公開研究会のご案内

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今月は「大学におけるメディア・リテラシー」をテーマに大学で教鞭をとる方々を招き、座談会形式で論じあいます。話題はつきないと思われるこのテーマについて、大学人たちはどう語るのか。座談会のあとはディスカッションをおこないます。おそらくは……かなり率直な意見が交わされることでしょう。みなさまのご参加をお待ちしています。

       メルプロジェクト11月公開研究会
「大学におけるメディア・リテラシー:誰が、何を、どう学ぶのか」

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○日 時 11月22日(土)午後3時〜5時30分
○場 所 東京大学本郷キャンパス 大学院情報学環暫定建物二階会議室
       <
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp>の地図を参照して下さい
○テーマ 大学におけるメディア・リテラシー:誰が、何を、どう学ぶのか
○登壇者 音好宏(上智大学新聞学科助教授)
       白水繁彦(武蔵大学社会学部教授・学部長)
       河西由美子(玉川大学専任講師)
       ペク・ソンス(神田外語大学専任講師)
       山内祐平(東京大学大学院情報学環・助教授)
       司会:水越伸(東京大学大学院情報学環・助教授)
○概 要
 メルプロジェクトではこれまで、小・中・高校などにおけるメディア・リテラシーの実践や研究を行ってきましたが、はじめて大学におけるメディア・リテラシーについて議論をしてみたいと思います。多くの大学では、流行語としてのメディア・リテラシーに飛びつき、マス・コミュニケーション論や情報教育の延長 上でなんとなく教えられているというのが現状ではないでしょうか。そういうことでいいのか。十分な仕組みや道具立てもないまま事を進めている大学人が、はたして小・中・高の状況を批判できるのか。自戒の念を込めて思います。
 今回はこのあたりをめぐって、メルプロジェクトのメンバーと、外部の方を交えた対話と議論を中心に研究会を進めていきたいと思います。メディア・リテラシーを支えるカトリシズムの伝統を持つ上智大学の音さん、2004年度からメディア社会学科を立ち上げられる武蔵大学の白水さん、図書館学・情報教育を専門とする河西さん、メルプロジェクトのぶっ飛んだ実践の数々をこなしてきた神田外語大学のペクさん、情報学環で院生向けに「情報リテラシー論」という授業を受け持つ山内さんの5名の方にご参加いただきます。 どうかお誘い合わせの上、よろしくご参集下さい。 (水越伸 メル・プロジェクトリーダー)

メルプロジェクト次回の公開研究会は、12月13日(土)午後3:00からおこないます。「テレビジョン分析の現在」をテーマに、石田英敬氏(東京大学大学院情報学環)をお招きし、同氏が手がける言語態分析の方法をもちいたテレビ分析プロジェクト「知恵の木」を論じていただきます。どうぞお楽しみに!

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■2■[メルプロジェクト] 10月公開研究会がひらかれました

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10月のメルプロジェクト公開研究会は、ヘルシンキ美術デザイン大学(UIAH)メディアラボでARKI(アルキ)プロジェクトを率いるカリ・ハンス・コモネンさんを迎え、初の外部講師による発表となりました。コモネンさんはメディア論、コミュニケーション論などに工学の知を結びつけ、社会を新たにデザインしていこうという研究に取り組んでいます。講演では、デジタル化のなかで社会をどう人間中心的にデザインしていくかを基本の哲学から語り、活発な質疑応答が交わされました。

  2003年10月メルプロジェクト公開研究会

○ 日 時  10月11日(土)午後1時〜5時30分
○ 場 所  東京大学本郷キャンパス 大学院情報学環暫定建物二階会議室
○ 参加者  約30名
○ テーマ :「デジタライゼーション、デザイン、そして社会
                 〜人間中心的な情報社会を求めて〜 」
○ 発表者  カリ・ハンス・コモネン
      (ヘルシンキ美術デザイン大学メディアラボ・プロジェクトリーダー)
       通訳 菅谷明子(メル・プロジェクトリーダー)
○ 概 要
 ARKIとはフィンランド語で「毎日の暮らし」という意味である。その名にふさわしく、マーケットのショッピング風景の映像からスピーチは始まった。日常的な買い物の光景だが、実はショッピングバッグにはデジタルツールが入っており、商品をバッグに入れると一部が赤や緑に点灯して、それが必要な商品かどうかを教えてくれる。
 彼は、このデジタル・ショッピングバッグを単なる近未来シナリオとして例示したのではない。強調したのは、デジタル化による表層の変化や便利さではなく、人々が主体的に引き寄せる変化である。産地や貿易プロセスなどの商品情報が充実すると、顧客は判断基準を得ることができる。それを力に一人一人の市民がより合理的で倫理的な選択ができるようになり、ひいては民主的に経済・社会を変えていく、というメッセージである。デジタル化にサポートされた情報は目的ではなくツールとして利用するために在り、それらを技術中心ではなく人間中心に引き寄せて、人々が社会をより豊かで公平な姿に新しくデザイン(リデザイン)していくことこそ重要なのだと語る。
 買い物という日常行為も、私たちは単なる顧客や消費者ではなく、社会を新たに組み替えるデザイナーで在るべきだというARKIプロジェクトのコアを成すシンボリックなメッセージであり、それを導入部としてコモネン氏は、現在のデジタル化の諸相をハードウエアではなくソフトウエアが統合、あるいは融合している状態と解説。大きな組織や企業にコントロールされないためにも、ツールとソフトウェアをどう読みとり利用するのかという、いわばデジタル情報化社会における市民に求められるリテラシーの哲学と基底が熱く論じられた。
 参加者との質疑応答では、デジタル化と産業についてのいくつかの質問に答える形で、特許(パテント)による排他的権利の主張が市場に混乱を起こし、小さ
な企業がマーケットに入りにくい状況が起きていることを今後の課題として指摘した。フィンランドはリナックスに代表されるオープンソース社会とのイメージがあるが、やはり特許権などが公平性と公開性を阻害し、様々な問題が起きているという。これらは世界が共有する問題であり、格差のない調和社会の実現に国を超えた共同作業が必要との認識を示した。
 今回の内容はメルプロジェクトとも共通する課題があった。様々な知の融合が求められている現在、ともに実践的研究を行うフィンランドのメディアラボとメルプロジェクトが共通するテーマで緩やかに連携する可能性、その萌芽をみたように思う。(境真理子 メル・プロジェクトリーダ ー)

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■3■[メルプロジェクト] 2004年シンポジウム日時決定!

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2000年の設立以来、メルプロジェクトは毎年春にシンポジウムを開催してきました。第4回目となる次回のシンポジウムは、2004年3月6〜7日(土・日)、東京大学弥生キャンパス・一条ホール(文京区本郷)にて開催します。鉄とガラスと木で作られた一条ホールは日本建築学会作品選奨(2002年)にも選ばれた美しい建物で、まるで北欧のこぢんまりしたオーディトリアムを思わせる心地いい空間です。早くもメルメンバーは、この空間でおもしろいことをやってやろうと意気をあげております。シンポジウムの詳細は、おってお知らせします。なにかと慌ただしい年度末ではありますが、みなさまどうぞご予定ください。

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 □□□ メルプロジェクト・シンポジウム2004  □□□
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    ■  2004年 3月 6・7日(土・日) ■
    ■於・東京大学弥生キャンパス 一条ホール■
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■4■ 世界最大のメディアアートのフェスティバル、 「アルス・エレクトロニカ」に行ってきました

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 オーストリアのリンツ市で毎年9月上旬に開催される「Ars Electronica(アルス・エレクトロニカ)」は、世界最大のメディアアートのフェスティバル。昨年につづき、今年もリンツへと行ってきた。厳しいコンペを勝ち抜いてきた数々の作品群の展示や、音楽とテクノロジーを融合した斬新なコンサートなど、実に盛りだくさんの一週間をすごした。
 アルスでは毎年テーマが設定されるが、今年は「コード(code):我らの時代の言語」であった。デジタル時代のコードとは、社会的な規則だけでなく、プログラミング言語、遺伝子配列などと多くの意味を持つ。情報化やバイオテクノロジーが進展するなか、法、アート、そして我々の生活はどうなるのかを、未来を睨みながら多角的に考えていくのだ。アルスがとりわけユニークなのは、アートが社会と孤立して存在するのではなく、むしろその動きを敏感に嗅ぎ取り、アートを通じて積極的に問題提起を行っていくという姿勢である。98年の「メディアアートと情報戦争」、2000年の「次世代の生殖」というテーマ設定からも、その先見性がうかがえる。 
 とはいえ、メディアアートの門外漢の私からは、改善すべき点も目に付いた。たとえば大半の作品には作者と作品名が記されてあるのみで、作品のコンセプト
などの解説がほとんどない。アーティストには作品がすべてを物語ると考える人が少なくないが、様々なメッセージがこめられているものが多いだけに、背景を
知ることは作品を深く理解するうえで不可欠だ。たった一枚の解説用チラシがあるだけでも随分違うだろうと思う。また、世界中から関心を共有する2万5000人もの人々が集まっているのに、参加者同士が対話できる場づくりの工夫も少ない。ランチタイムなどに関心テーマごとの部屋を用意するだけでも、おたがいが 自己紹介をしあったりと、ネットワークの可能性が高まる。規模を問わず、国内外でこうしたイベントや会議に参加するたびに、どんな凝ったコンファレンスでも、作品やアーティスト、講演者などがまだまだ一方通行の情報提供しかしてお らず、アルス・エレクトロニカといえども例外ではない。関心と興味を共有する人が同じ空間に集まるという格好の機会をいかにデザインするのか。新しい出会いや知を創造するための、コミュニケーション・デザインは、私の次の研究テーマになりそうだ。(菅谷明子 メル・プロジェクトリーダー)

□Ars Electronica

http://www.aec.at/

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■5■  第6回ADC(アジアデザイン国際会議)を終えて
     ――メディアとコミュニティをめぐる新しいモデルをアピール〜

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 前号でお知らせした「第6回アジアデザイン会議(ADC)」(2003年10月14〜17日、茨城県・つくば国際会議場)が幕を閉じました。
 ADCは、アジアを中心としてデザインに関する研究・教育を目的とする国際学術団体です。今年は「知と感性と産業力の融合」をテーマに、研究発表やビジネス・フォーラムなど広くデザインに関する研究成果が発表されました。会議の一環として開催された「産学リサーチプロポジション」では、多摩美術大学の須永剛司(メルプロジェクトメンバー)さんが座長となり、ショウケースそのものを「コミュニティ空間」としてデザインする実験が行われました。 メルプロジェクトから派生して会議のデザインなどに取り組んできたメディア&デザイングループ「HIT!」とコミュニティ・パブリッシングのメンバーが協同して、この機会を捉え、新たに「PUBLICing(パブリッキング)」をテーマにブースを出展し、来場者に情報デザインの新しい地平をアピールしました。私たちがこの言葉に込めたことは、以下のアブストラクトに端的に表現されています。

 「パブリシング」(publishing) を “PUBLICing” として読み直すこと──。

 本稿で提案するのは、メディアとコミュニティにかんする新しい理論的かつ実践的なモデルである。学際的で野心的なこの企ては、別言すれば、情報デザイン、教育工学、メディア論、ミュージアムなど、人文・社会科学から芸術学へとまたがる諸領域を横断しつつ、来るべき知のモードにおけるデザインの方法論を構築する試みといえる。
 出版の原義は、ものを公にすることであったといいます。私たちはここから出発して、本などのメディアを誕生させるプロセスに著者、読者、編者が複合的に関わり循環しあう、いわばコミュニティの誕生、維持、展開のためのエンジンモデルを“PUBLICing”として提唱しました。

ところで第6回ADCは、その前週に名古屋で行われた世界グラフィックデザイン会議「icograda(イコグラーダ)」と、輪舞のように連動していました。イコグラーダでは、メル10月公開研究会でお話をして下さったコモネンさん、水越さん、そして境の3人で「ネットワークの美」というセッションを持ちました。ここで話されたネットワークもまた、コミュニティの誕生を促すインフラとして把握され、そのベースには栄養補給源としてのファシリテータの必要があることが議論されました。“PUBLICing”=ファシリテータ/エンジンを単に理論的モデルとして提示するだけでなく、実践として踏み出したいと考え、いまメンバーは熱い議論を重ねています。(境真理子 メル・プロジェクトリーダー )

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■6■  その名も「山江村民てれび」
       熊本県・山江村にインターネット放送局が開局!!

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地域に密着した「人間ネットワーク」「情報ネットワーク」の活動をつづける熊本の岸本晃さんたちが、インターネット放送局を開局しました。場所は熊本県球磨郡山江村(くまぐんやまえむら)、あの「住民ディレクター」発祥の地です。山江村は人口4000人、住民ディレクター15人。住民ディレクターの第1号は村長さん、という村です。これまでにもCATV、地上波民放、衛星全国放送とメディアを縦横に活用してきたた山江村が、とうとう独自メディアを手に入れました。「村民制作のニュースあり、ドラマあり、ミニドキュメントあり、あったかーい人々のオンパレードです!!」と岸本さんがおっしゃるとおり、あったかーい様子がじんなりと伝わってくる心地いい放送局です。どうぞご一覧ください。

□YSTY 山江村民てれび

http://www.ystv.jp

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■7■  川崎国語メディア研究会・視察報告会のお知らせ
      ――メディアリテラシー教育のヒントは西オーストラリアにあった

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学校教育におけるメディアリテラシー教育の研究・実践にとりくむ川崎国語メディア研究会が、下記のとおり公開報告会をおこないます。実践事例の研究や公開講座を中心に着実な活動をつづける同研究会は、2003年8月、有志メンバーで西オーストラリア州パースにおけるメディアリテラシー教育の実際を見学してきました。西オーストラリア? とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが――「これまで、日本ではメディアリテラシーというとイギリスやカナダが先進国として紹介されてきました。しかし、いずれもそれぞれのお国事情があり、日本の国語教育に取り入れるには、置き換えて翻訳しなおす、という作業がどうしても必要になります。メディアリテラシー教育を言語教育の基本としてとらえ直すには、どうしたらよいのか? 学習者の発達段階をふまえた指導の系統性、評価方法は? その答えが西オーストラリア州にあったのです」(中村純子・川崎国語メディア研究会、メルプロジェクトメンバー)。ご関心のある方はぜひお運びください。

          川崎国語メディア研究会
 「西オーストラリア州におけるメディアリテラシー教育 視察報告」

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 □日 時  2003年11月22日(土)午後6:00〜8:00
 □会 場  高津市民館・視聴覚室 044-814-7603
      (JR南武線・田園都市線「溝の口」駅前、丸井上/ノクティ11階)
 □参加費  1000円
 □報告者  芳野菊子・岩本香・宇田敏彦・篠田勉・田中節子・椿山美紀・中村敦雄・中村純子
 □事務局  中村純子(川崎市立麻生中学校 <
ZXH01126@nifty.ne.jp>

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■8■  11/1、山口市にメディア・情報が主役の総合公的文化施設がオープン
      ――YCAM・山口情報芸術センターに注目!

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 なじみの深い4文字略語を並べかえたようなYCAMとは、2003年11月1日にオープンする「山口総合芸術センター(Yamaguchi Center of Arts and Media)」のこと。せんだいメディアテークに続く日本で2つ目の総合型メディア文化センターであり、「Media」の語を冠した数少ない日本の公的施設の最新鋭です。
 磯崎新の設計による建物には、市立図書館のほか、パフォーマンスや各種イベントのためのスタジオ、地域に根ざしたメディアの利用教育やその研究のための創作・学習室などがあり、文化施設での公共サービスとしては日本初という無料の無線LANも完備。開館記念事業として、アルス・エレクトロニカや日本文化庁メディア芸術祭などで受賞歴をもつメディア・アーティスト、ラファエル・ロサノ=ヘメルの屋外プロジェクトの実施(11/1〜24)のをはじめ、豪華な演劇やアートのプログラムが予定されています。
 ウェブサイトはリンクページで量るべしと言われますが、YCAMサイトのリンクページにはアルスやMIT、美大や芸大にまじって湯田温泉旅館協同組合があるあたり、公的施設の微妙な和みとバランスでしょうか。いずれにせよ今後の活動に注目です。

□ YCAM(山口情報芸術センター)

http://www.ycam.jp

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■9■  ICC「記録と表現 ――アーカイヴを作る・使う」展のご案内

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壮大なスケールで進行しつつ、なお理想と現実が錯綜するようでどうにもとらえにくい「アーカイヴ」。東京・新宿区のICC(NTTインターコミュニケーションセンター)では、アーカイヴの構築とその利用・活用について考えるイベント「記録と表現 ――アーカイヴを作る・使う」が開催されています。40名以上のパフォーマーによる展示・シンポジウム・ワークショップが催され、さまざまな角度からアーカイヴをとらえた大規模なもので、連画・カンブリアンゲームの安斎利洋さん、中村理恵子さんたちも登場します。

      「記録と表現 ――アーカイヴを作る・使う」

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 □会 期  2003年10月10日(金)〜11月24日(月・祝)
 □会 場  NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
 □入場料  一般300円 /大高生以下無料
 □開館時間 10:00 〜18:00/月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日)

http://www.ntticc.or.jp/Calendar/2003/kirokutohyougen/index_j.html

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■10■ 11/8、午後4時から! 「湯けむり事件の謎!」が放映されます

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過去の放映を見逃した方、もう一度見たい方に朗報です。このたび、あの「湯けむり事件の謎 〜〜取材体験ゲームに挑戦!」がNHK教育フェアの一環として再々放送されます。

  「湯けむり事件の謎 〜〜取材体験ゲームに挑戦!」放映のお知らせ

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     【11月8日(土)16:00〜16:44 NHK教育テレビ】

「湯けむり事件の謎 〜〜取材体験ゲームに挑戦!」は、東京大学大学院学際情報学府の授業の一環として大学院生グループが実施したメディア・リテラシーのワークショップ「湯けむり事件の謎」がテレビ番組になったものです。取材体験ゲームをつうじて子どもたちにメディア・リテラシーを学んでもらおうという企画が受け、さまざまな反響を引き起こしました。テレビ番組は、NHKと民放連の共同制作シリーズ「メディアとこども」プロジェクトの一環として、NHKの制作によってつくられました。2002年12月28日にNHK教育テレビで放映されたあと、2003年1月にはテレビ朝日系列で全国で再放送されています。

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メルプロジェクト・メールマガジン『メルの環』は、東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」メンバーのみなさまに お送りしています。このメールマガジンについてのご意見やお問い合わせは下記までお願いいたします。

 水越伸(メルプロジェクト・東京大学大学院情報学環)

 shin@iii.u-tokyo.ac.jp

『メルの環』編集担当

 松井貴子(水越研究室アシスタント)
 上杉嘉見(名古屋大学大学院) 内川奈津子(早稲田大学) 矢久保飛鳥(立命館大学)

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         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              <
http://mell.jp/>

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        Media Expression, Learning and Literacy Project
   on Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo
       Copyright (C) 2002 MELL Project All Rights Reserved.

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