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メルプロジェクト・メールマガジン
「メルの環」2004年7月号

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夏が来ました。梅雨はどこへいったのでしょう。
暑さにかまけて今号の配信が遅れてしまいました……と言ったらそれで説明が
つくのではないか、と泣き言を言いたくなるような夏の到来ですが、そんなわ
けはございません。諸般の事情で遅れましたことをお詫び申し上げます。
今号は長文となりました。どうぞお楽しみください。そして、よい夏をお過ご
しくださいませ。(編集担当)


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               ■ 目次 ■ 
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MELL Project News
■1■[メルプロジェクト] 5月公開研究会がひらかれました

Other Information
■2■ 「ベネッセ先端教育技術学講座/BEAT」の続報です
       ――「BEAT Seminar」「BEATing」が始動!

■3■ メディアリテラシーのためのファシリテーター養成講座のご報告
       ―― from 福岡・NPO法人「子ども文化コミュニティ」

■4■ YCAMの「メディアリテラシー講座」、パート2がスタート
       ――子どもたちのメディアへの理解と社会参画に向けて

■5■ シンポジウム「映像メディアと地域文化」報告書ご希望の方へ
       ――映像メディアを活用した地域の活性化を論ず

■6■ 7/21  中学生の、テレビについての本音とは……
       ――中学生フォーラム「テレビ大討論」のご案内

■7■ 7/23  小中陽太郎氏がメディア人生を語る
       ――市民とメディア研究会あくせす・7月例会のご案内

■8■ せんだいメディアテークが「スタジオ・トークセッション」を再開
       ――今年のテーマは「共有と連携のデザイン」です

■9■ 東京大学大学院情報学環と日本科学未来館が提携
         ――双方の交流と知識の共有で、新たな価値の創造を目指す

■10■ みなさま書店へお急ぎください
       ――メルプロジェクトからの読書案内

■11■ 東京大学大学院学際情報学府・修士課程入試のお知らせ
       ――出願期間は7/21〜23日です

■12■ 閑話休題……
       ――『ほぼ日刊イトイ新聞』の「おもしろ魂」に注目!




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               ■ 本文 ■ 

MELL Project News
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■1■[メルプロジェクト] 5月公開研究会がひらかれました

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 メルプロジェクトでは、(社)日本民間放送連盟の研究委託を受けて「第
2期・民放連メディアリテラシー・プロジェクト」を実施します。第1期・
同プロジェクト(2001~02年度)では、表現からアプローチすること、送
り手と受け手の循環性を生み出すことに主眼をおき、ローカル民放局と子ど
もたちとを結ぶ実践を行ないました。この成果の好評を受けて実施が決定さ
れた第2期は、「送り手と受け手の対話のデザイン」がテーマです
 5月の公開研究会は、この第2期民放連プロジェクトの構想計画の発表の
場としました。活発な意見交換がおこなわれ、プロジェクトの始動に向けて
大きな刺激となりました。この民放連プロジェクトについては、今後もみな
さまにご報告していきます。


  2004年5月メルプロジェクト公開研究会

○ 日 時  5月15日(土)午後3:00〜5:30
○ 場 所  東京大学本郷キャンパス
       情報学環(旧・社会情報研究所)6階会議室
○ 参加者  約55名
○ テーマ  「送り手と受け手の対話の場をデザインする:
                第2期民放連プロジェクト構想」
○ 登壇者  境真理子(日本科学未来館、メルプロジェクト・リーダー)
       水越伸(東京大学情報学環、メルプロジェクト・リーダー)
○  概 要
 メルプロジェクト5月公開研究会は、「04年度・第2期民放連メディア
リテラシー・プロジェクト」構想の発表と討論というかたちで行われた。
01〜02年度・第1期同プロジェクトの参加者である放送関係者や教育関
係者をはじめ(筆者も第1期に参加した)、デザイン関係者など、多様な
フィールドで活躍する人々が参加し、このプロジェクトの第2段階をどう
「デザイン」してゆくのか議論を深めた。
 はじめに、メルリーダーの境真理子さんから概要が発表された。ローカ
ル民放局と子どもたちとを結ぶ実践を行なった第1期では、「視聴者」
「受け手」であった子どもたちが、「創造的なオーディエンス」へと変貌
し、業界の狭い論理でモノを考えていた「送り手」が「批判的な表現者」
へと変わる道筋を示した。それを踏まえ、第2期では、このように「覚醒
した」送り手と受け手の対話をどう生み出してゆくのかをテーマにする。
具体的には、第1期の参加者を含む「送り手」と「受け手」を含む数十名
を対象にした合宿方式でのワークショップが提案された。
 これを受けて、このモデルが何をめざすのか。ワークショップ自体に
「メディアリテラシー的覚醒」を起こす仕掛けを組み込む(組み込める)
のか否か。参加者のメリットを明確にすべきではないか。どのように参加
者を募るのか、配置するのかなどについて、第1期の経験や反省も含めて
積極的に意見交換が行なわれた。これらの内容を踏まえて、メンバーの間
でさらなる検討が加えられており、今後、順次内容を報告してゆきたいと
考えている。(小川明子:愛知淑徳大学、メルプロジェクトメンバー)



6月26日に開催された6月公開研究会の模様は、次号にて報告いたします。
また、メルプロジェクトの公開研究会は、7月は研究合宿のため、8月は
夏休みのため、お休みです。9月以降の予定は順次お知らせします。




Other Information
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■2■ 「ベネッセ先端教育技術学講座/BEAT」の続報です
             ――「BEAT Seminar」「BEATing」が始動!
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 先のメルプロジェクト4月公開研究会でもとりあげましたが、2004年4月
より、東京大学大学院情報学環とベネッセコーポレーションによる共同研究
開発プロジェクトがはじまりました。メルリーダーの山内祐平が中心となり、
モバイルメディアの教育利用の新しいあり方を研究、開発することを目的と
した同プロジェクトは「BEAT(ビート/ベネッセ先端教育技術学講座=
Benesse department of Educational Advanced Technology)」と命名さ
れ、活動を開始しています。
 「BEAT」では、教育に関するIT技術利用の最新動向などをテーマにした
公開研究会「BEAT Seminar(ビートセミナー)」の開催や、ベネッセ先端
教育技術学講座の研究内容ほか活動をご紹介するメールマガジン「BEATing」
の発行を予定しております。来る7/3(土)には、「地上デジタル放送の教
育展開」をテーマに第1回公開研究会が開催されました。ご関心のある方は、
ぜひ「BEAT Seminar」への参加、「BEATing」の購読申し込みをどうぞ!

     
□「BEAT」公式Webサイト(「BEATing」購読申し込みもこちらから)
http://www.beatiii.jp




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■3■ メディアリテラシーのためのファシリテーター養成講座のご報告
          ―― from 福岡・NPO法人「子ども文化コミュニティ」
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 福岡の「子ども文化コミュニティ」は、子どもの文化・芸術活動、社会参
画を促進し、子どもが豊かに育つまちづくりをめざして活動しているNPO法
人です。人材育成を目的とした活動の一環として2004年5〜6月に開催した
「ファシリテーター養成のためのシリーズ・メディアリテラシー講座」(全
3回)では、計5人のメルリーダー・メルメンバーを講師に迎えました。地
域におけるメディアリテラシーの実践をすすめるためのファシリテーター養
成をめざしたこの講座の当日の様子を、子ども文化コミュニティのホームペ
ージに紹介したのでご案内いたします。
(高宮由美子:子ども文化コミュニティ代表理事、「メルの環」福岡特派員)

□子ども文化コミュニティ
「ファシリテーター養成のためのシリーズ・メディアリテラシー講座」
http://www.kodomo-abc.org/media_literacy.html





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■4■ YCAMの「メディアリテラシー講座」、パート2がスタート
        ――子どもたちのメディアへの理解と社会参画に向けて
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 本州の最南端、山口県にある山口情報芸術センター(YCAM)は、アートと
メディアの新領域を拡げることをコンセプトとして、斬新でユニークな企画を
展開しています。2004年1月には、YCAM・市民委員会(公募で選ばれた市
民を中心メンバーとする)の企画による「メディアリテラシー講座〜社会を学
ぶ・メディアに学ぶ〜」が実施されました。子どもたちのメディアリテラシー
の向上とメディアへの理解を通して、積極的に社会に参画しようとする態度の
育成を目的とした同講座では、メルリーダーの菅谷明子さんやは山内祐平さん
の講演会、山内研究室の院生達による絵本づくりワークショップなどがおこな
われました。
 そして2004年6月から、同講座のパート2が始まっています。パート2で
は下記の2つの講座が実施され、講師にメル・メンバー椎木衛さん(ベネッセ
コーポレーションWEBマスター)、土屋祐子さん(Jan Jan」編集記者・武
蔵野美術大学非常勤講師)などを迎えます。
・「WEBリテラシー講座」2004年6月〜12月
山口県内の高・大学生を対象に、企業が提供するウェブサイトを題材として、
その製作課程や意図について各サイトのウェブマスターとともに考え、その
あり方や改善への提案を行ないます。また、学習課程をメールマガジンなど
を通して全国へ情報発信します。
・「YCAM子ども情報局講座」2004年6月〜2005年1月
山口市内および近郊市町村の小・中学生を対象に、新聞・写真・テレビなど
さまざまなメディアを通した情報制作から発信までを体験します。
 2つの講座を通して、どんな動きが展開されるか楽しみです。詳しくは下
記をご覧ください。
(高宮由美子:子ども文化コミュニティ代表理事、「メルの環」福岡特派員)

□YCAM「メディアリテラシー講座〜社会を学ぶ・メディアに学ぶ〜」
http://www.ycam.jp/join/commission/




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■5■ シンポジウム「映像メディアと地域文化」報告書ご希望の方へ
            ――映像メディアを活用した地域の活性化を論ず
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 2003年1月25日(土)に開催された東北大学大学院情報科学研究科・市
民公開シンポジウム「映像メディアと地域文化ー市民・教育・大学の接点」
の報告書(CD−R付)ができあがりました。同シンポジウムには、パネリ
ストとして、メルメンバーの岸本晃さん(プリズム代表)、メルリーダーの
林直哉が参加し、映像メディアを活用した地域の活性化や、この分野で教育
界や大学がいかに積極的に貢献しうるかをめぐって、報告と討議を行ないま
した。
 報告書をご希望の方は、下記まで電子メールでお申し込み下さい。

□申込先アドレス  <s-eitaro@media.is.tohoku.ac.jp>
          関本英太郎・東北大学大学院情報科学研究科教授
      



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■6■ 7/21  中学生の、テレビについての本音とは……
          ――中学生フォーラム「テレビ大討論」のご案内
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 7月21日(水)、放送と青少年に関する委員会(BPO)主催による第4回
中学生フォーラムが開催されます。今回のテーマは「テレビ大討論」。放送
局関係者と中高校生により、テレビをめぐる議論を展開します。フォーラム
の模様は冊子にまとめ、全国の放送局関係者、教育関係者、視聴者などに配
布するとともに、NHK教育テレビ「土曜フォーラム」や各民放局でも放送
される予定です。ご興味のある方はお運びください。


     放送と青少年に関する委員会 第4回中学生フォーラム
            「テレビ大討論」
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 番組制作を体験した中学生たちが“テレビ”について本音で語り、各局の
 番組制作者と熱い議論を繰り広げます。
 □会 期  2004年 7月21日(水) 13:30〜16:45
 □会 場  イイノホール(千代田区内幸町2-1-1)
 □プログラム
  (前半)報告「テレビ番組づくり体験」
    「学校紹介」をテーマに番組作りを体験した中学生による発表と議論
  (後半)討論「本音で語ろう 中学生とテレビ」
    番組制作体験と前半の議論を土台にして、中学生、テレビ局番組制作
   者、青少年委員会委員による討論
 □問合せ・参加申込み
    BPO青少年委員会担当・三戸浩美
        〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-1
        千代田放送会館7F
        電話 03-5212-7034 FAX 03-5212-7330
    参加ご希望の方は、ハガキがFAXで氏名、所属、所在地、電話番号
    を明記の上、上記までお送りください。下記ホームページでも申込
    みを受け付けています。


□放送と青少年に関する委員会(BPO)
http://www.bpo.gr.jp/youth/index.html)




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■7■ 7/23  小中陽太郎氏がメディア人生を語る
          ――市民とメディア研究会あくせす・7月例会のご案内
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 7月23日(金)、名古屋にて開催される市民とメディア研究会あくせす・
7月例会をご案内いたします。イラク戦争報道は各地で広くとりあげられて
いるテーマですが、地に足をつけて活動をつづけている「あくせす」ならで
はのお話が聞けることと思います。ご関心のある方はぜひどうぞ。


     市民とメディア研究会あくせす・7月例会
   「我がメディア人生を語る 〜そして今イラク戦争報道に思う〜」
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 ゲスト・スピーカーに小中陽太郎氏を迎え、メディアについて、イラク戦
 争報道について語っていただきます。昭和30年代のNHK時代の担当極秘
 映像も公開予定。
 □会 期  2004年 7月23日(金) 午後6:30〜8:50
 □会 場  なごやボランティアNPOセンター集会室(地下鉄伏見駅)
       http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/
 □講 師  小中陽太郎氏(作家、日本ペンクラブ理事、中部大学教授)
 □参加費  1,000円(あくせす会員、学生は500円)
 □問合せ  ボランタリー・ネイバーズ 
       電話 052-979-6446


□市民とメディア研究会「あくせす」
http://access.tcp.jp/




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■8■ せんだいメディアテークが「スタジオ・トークセッション」を再開
            ――今年のテーマは「共有と連携のデザイン」です
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せんだいメディアテークでは、「共有のデザインを考える」をテーマにして
2002−2003年に「スタジオ・トークセッション」をおこないました。この
たび、セッションが再開! 今年は「共有と連携のデザイン」と題したプロ
ジェクトの一環という位置づけでの開催を予定しています。くわしくは下記
のHPをご参照ください。


   せんだいメディアテーク「共有と連携のデザイン」プロジェクト
    スタジオ・トークセッション「みさだめることのデザイン」
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 観客・市民の目線からの文化施設の評価活動などを行う「つなぐNPO」代
 表理事、『ミュージアム・マガジン・ドーム』編集長でもある山本育夫さ
 んをむかえて、その活動や8月1日に行う「文化施設の通信簿@smt」のこ
 となどについてうかがいます。
 □会 期  2004年 7月15日(木) 午後6:30〜9:00
 □会 場  せんだいメディアテーク 7階・スタジオb
 □ゲスト  山本育夫氏(「特定非営利活動法人つなぐ」代表理事)
  コーディネーター 渡辺保史氏(フリーライター、プランナー)


□せんだいメディアテーク スタジオ・トークセッション
http://www.smt.jp/kyoren/



さらにもう一つご案内を。
2002−2003年のスタジオ・トークセッション「共有のデザインを考える」
の記録が本になりました。7月上旬刊行予定・頒布価格2100円、せんだい
メディアテーク7階のshop「メディアアシスト」を通じて、オンデマンド
出版で入手することができます。詳細はせんだいメディアテークまでお問
い合わせください。



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■9■ 東京大学大学院情報学環と日本科学未来館が提携
       ――双方の交流と知識の共有で、新たな価値の創造を目指す
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このたび東京大学大学院情報学環と日本科学未来館は、学術と人材交流を目
的とした提携を結ぶことで合意しました。この提携は、科学技術が文化とし
て定着することを目的に大学とミュージアムが連携することで双方の知識を
共有し、教育・研究に役立て、新たな価値を創造し、一層の社会貢献を目指
すものです。
提携予定期間はまず3年間。情報学環の教職員、院生、研究者、未来館の科
学技術スペシャリスト、インタープリター等の現場レベルでの交流を重視し、
共同研究の推進やシンポジウムの共同開催を図ります。具体的には、科学コ
ミュニケーションや科学ジャーナリズムなど従来の大学では研究しにくい分
野の共同研究の推進、大学院生などの実践的教育の促進、未来館の科学技術
スペシャリスト等の養成プログラムの開発などの教育研究を予定しています。
今年度後期には、両者による共同講座の開催も見込まれています。
今回の提携にあたって、来る7/12に双方の代表者による覚書の調印式をお
こないます。調印式後には、両組織の代表による記念シンポジウムが開催さ
れます。参加対象者は情報学環・未来館それぞれのスタッフとプレス関係者
ですが、ご関心のある方はお問い合わせください。

     東京大学大学院情報学環・日本科学未来館 提携調印式
記念シンポジウム「未来館と東大情報学環の提携 〜交流で可能になることとは〜」
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 □会 期  2004年 7月12日(月)提携調印式   午後5:45〜6:00
                  記念シンポジウム午後6:00〜7:30
 □会 場  日本科学未来館 1F 環境共生型住宅展示スペース
        東京都江東区青海2-41 電話 03-3570-9151(代表)
        (ゆりかもめ船の科学館駅下車徒歩5分)
        http://www.miraikan.jst.go.jp/
 □記念シンポジウム
  パネリスト:花田達朗(情報学環学環長)  原島博( 同教授、前学環長)
        毛利衛(日本科学未来館館長) 美馬のゆり( 同副館長)
  進  行 :境真理子(未来館科学技術スペシャリスト、情報学環客員研究員)
        佐倉統(情報学環助教授)



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■10■ みなさま書店へお急ぎください
          ――メルプロジェクトからの読書案内
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 あのときテレビは何を伝えたか――メルリーダー・林直哉の共著書『ニュー
スがまちがった日』が刊行されました。タイトルからは、高みに立って愚かな
ニュース人たちを断罪する話かという印象を受けますが、さにあらず。メディ
アについて悩み考えつづけ、「ニュース」に挑む教え子たちを見守りつづけた
氏の、活動の集大成です。ほかにも、春からメルメンバーの著書の刊行があい
ついでおります。合計4冊をご紹介……もし書店で見つからなかった場合は、
ご注文を!


■『ニュースがまちがった日
      ――高校生が追った松本サリン事件報道、そして十年』
 林直哉・美須々ケ丘高校放送部著
(太郎次郎社エディタス/264頁/1800円+税/2004年7月刊行/
 ISBN 4-8118-0714-6)
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長野県・ 松本美須々ヶ丘高校放送部員がメディアを逆取材! 冤罪報道はな
ぜ起こったか。テレビは何を伝えたのか。学校そばで起きた事件に疑問を抱
いた高校生たちが報道記者の証言集を制作、事件発生から4年間にわたる作
品制作と、試行錯誤しながら「メディア・リテラシーとは何か」発見してい
く深化のプロセスを共に読み進めることができる。報道の原点を読み解くメ
ディア教育実践のドキュメント。


■『メディアとのつきあい方学習
      ――「情報」と共に生きる子どもたちのために』
 堀田龍也著
(ジャストシステム/232頁/1800円+税/2004年6月刊行/
 ISBN 4-88309-262-3)
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インターネットや携帯電話をはじめ、さまざまな情報メディアに囲まれた情
報社会を生きる今の子どもたちに必要なのは、「メディアと上手につきあう
力」である――静岡大学助教授・堀田龍也氏(メルメンバー)が、これから
の情報社会に必要な学力の育て方について、先進校の実践事例を豊富に交え
ながら解説。「使い方教育」を越えた情報教育の新視点を示唆する、教育関
係者必携の一冊です。


■『巨大メディアの逆説
      ――娯楽も報道もつまらなくなっている理由』
 原真著
(リベルタ出版/224頁/1900円+税/2004年3月刊行/
 ISBN 4-947637-87-0)
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ハリウッド映画、ブロードウェー・ミュージカル、音楽、新聞・ニュース、
そしてインターネット…。テクノロジーの急速な発達、規制緩和によるメ
ディア企業の大規模な統合・再編は、コンテンツに何をもたらしているか。
世界を覆う米国メディアの裏側のドラスティックな変化の波を、共同通信
社記者の原真氏(メルメンバー)が丹念な現地取材で追った一冊。


■『閉じつつ開かれる世界
      ――メディア研究の方法序説』
 水島久光著
(勁草書房/295頁/3000円+税/2004年6月刊行/
 ISBN 4-326-60175-2)
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めざましく変わる環境としてのメディアにどう対応すべきか? 東海大学
助教授の水島久光氏(メルメンバー)が、ハイデガー、ラカン、パース、
フルッサーらの思想に照らし、閉じつつ開かれる場としてのメディアの理
論を構築する。「メディア」は私たちの生きる世界とどのような関係にあ
るのか――個別科学の研究をのりこえて「総合の知」をめざす哲学からの
発言。


□メルプロジェクト・出版関連ニュース【受賞編】
長谷川一氏(東京大学大学院情報学環博士課程、メルメンバー)の著作『出版
と知のメディア論』(みすず書房)が2003年度「日本出版学会奨励賞」に選
ばれました。出版史を新たな構図の中で捉え直した同書は、出版―メディアを
めぐる重要な理論を押さえつつ、歴史と現在を精確に捉えているところや、ま
だ既存メディアの中にはない可能性を示し、メディア論に新たな地平を拓く論
考を提出したところが評価されました。あらためて、おめでとうございます。




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■11■ 東京大学大学院学際情報学府・修士課程入試のお知らせ
                 ――出願期間は7/21〜23日です
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 前号でお知らせしましたが、さる6月12日、東京大学で「東京大学大学院
情報学環・学際情報学府新生記念シンポジウム」が開催されました。かろう
じて雨をまぬがれた曇天の当日、安田講堂には500名を超える方々が集まり
ました。
 同シンポジウムにひきつづき、夕方からは東京大学大学院学際情報学府・
修士課程入試説明会がおこなわれたのですが、今年も8月末から9月はじめ
にかけて修士課程入試があり、7月21〜23日に出願期間が設けられていま
す。ご関心のある方、詳しくはウェブサイトをご覧いただくか、大学事務に
お問い合わせください。

□東京大学大学院学際情報学府
 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学情報学環1階
        東京大学大学院学際情報学府 事務部学務係
 電話 03-5841-8768・8769
<http://www.iii.u-tokyo.ac.jp>




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■12■ 閑話休題……
       ――『ほぼ日刊イトイ新聞』の「おもしろ魂」に注目!
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 糸井重里が主宰するウェブサイト(と呼ぶのがはばかられる……これはウェ
ブメディアですね)『ほぼ日刊イトイ新聞』に、フジテレビの三宅恵介さん、
日本テレビの土屋敏男さんという一時代を築いたテレビディレクター2人と
糸井氏の鼎談「おもしろ魂」が連載されています。6/15日にはじまり、7月
上旬現在で連載15回を迎えており、ボリュームもさることながら、冷静かつ
あけすけな3人のテレビ話(とおしゃべり)が面白い! テレビ制作関係者
も注目するこの鼎談、ぜひご一読してみてください。雨も暑さも湿気も忘れ
させてくれます。

□『ほぼ日刊イトイ新聞』「おもしろ魂」
http://www.1101.com/miyake_tsuchiya/index.html








           (2004年7月号 おわり)
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    「メルの環」はお申し込みをいただいた方々に配信しています
        無断転載をご遠慮いただいていますので、
        転載を希望される場合はご連絡ください
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 □ご意見、お問い合わせは
   --------> shin@iii.u-tokyo.ac.jp(水越伸・東京大学大学院情報学環)
 □配信希望、登録アドレスの変更、登録解除などは
   --------> t-matsui@kt.rim.or.jp(「メルの環」編集担当)
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             「メルの環」編集担当
   松井貴子(水越研究室アシスタント) 崔銀姫(北海道東海大学) 
   高宮由美子(NPO子ども文化コミュニティ)  山根かおり(pampam)
-----------------------------------------------------------------------------------------
         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              <http://mell.jp/>
 プロジェクトリーダー
  市川克美(NHK番組制作局)    境真理子(日本科学未来館)
  菅谷明子(ジャーナリスト)    林直哉 (長野県立梓川高校)
  水越伸(東京大学大学院情報学環) 山内祐平(東京大学大学院情報学環)
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Media Expression, Learning and Literacy Project
on Interfaculty Initiative in Information Studies, The
University of Tokyo
Copyright (C) 2002-4 MELL Project All Rights Reserved.
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