■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

メルプロジェクト・メールマガジン
「メルの環」2005年4月号

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

卒業、入学、入社、異動、花粉、桜、心機一転……春です、4月です、新
年度です。朝の空気もようやく暖かみを帯びてきた今日この頃、みなさま
いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
メルプロジェクトは5度目の春を迎え、活動の最終年度にはいります。16
日の4月公開研究会をスタートに、今年度もばりばり動きます! みなさ
まのあたたかいご支援ときびしいご指導をたまわりたく、今年度もどうぞ
よろしくお願いいたします。(編集担当)




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ■ 目次 ■ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


MELL Project News
■1■[メルプロジェクト] 4/16 4月公開研究会のご案内

■2■[メルプロジェクト] 3/19 3月公開研究会がひらかれました

■3■[メルプロジェクト] シンポジウム2005、終了!
               ――疾風のごとく過ぎ去った熱き2日間

Other Information
■4■ 「愛・地球博」は市民パワーがいっぱい!
     ――「万博市民放送局」「なごや・まちコミ映像祭」のお知らせ

■5■ 4/15 マスコミ学会マルチメディア研究部会のご案内
              ――「ウェッブ・ジャーナリズムの行方」

■6■ 4/27 紀伊國屋書店 新宿セミナーのお知らせ
         ――岩井俊雄×水越伸が「メディアの未来に灯をともす」  





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ■ 本文 ■ 

MELL Project News
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1■[メルプロジェクト] 4/16 4月公開研究会のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


2005年度メルプロジェクトのスタートです。新年度はじめての公開研究会
は、いよいよ最終年度に突入したメルプロジェクトの未来像を模索すべく、
「メディア・リテラシーを内在的に批判する:メルプロジェクトのアプロー
チ」をテーマにおこないます。ぜひともみなさまの多様なご意見をいただき
たく、心からご参加をお待ちしています。




       メルプロジェクト4月公開研究会
     「メディア・リテラシーを内在的に批判する:
        メルプロジェクトのアプローチ」
-----------------------------------------------------------------------------
○日 時 4月16日(土)午後3:00〜6:00
○場 所 東京大学本郷キャンパス 情報学環暫定建物二階会議室
     の地図を参照して下さい
○報告者 長谷川一(東京大学大学院情報学環)
     水越伸(東京大学大学院情報学環)
 討論者 中村純子(川崎市宮前平中学校)
     砂川浩慶(日本民間放送連盟)
 司 会 境真理子(江戸川大学)
○概 要
 昨今の放送業界のゴタゴタ、ケータイやインターネットの氾濫の
中で、最近メディア・リテラシーは相当通じる言葉になりつつあり
ます。ただしサイバー・リテラシー、ケータイ・リテラシーなどの
バリエーションは理解できるものの、学習リテラシー、ヒューマン・
リテラシーなどという面妖な活用形さえ生じている状況が示すとお
り、その実態は玉石混淆、百鬼夜行といわざるを得ません。
 メルプロジェクトではこの状況をどうにかするために、2月のシ
ンポジウムでパネルディスカッションを展開し、1年間をかけて東
アジアの仲間たちとともに「メディア・リテラシーをめぐる東京宣
言」(仮称)をしようとしています。
 2005年度最初の今回の研究会では、まず4年間のメルプロジェク
トの活動の軌跡(サブプロジェクト、関連プロジェクト、公開研究
会、シンポジウム、出版など)をじっくりとふり返ってみます。そ
の上でメディア・リテラシーという言葉と活動の意味を批判的に検
討していきたい。どこよりもメディア・リテラシーに内在し、それ
を実践してきたメルであるからこそできるような、内在的批判をし
て、この言葉と活動を含み込んだより拡がりのある次元を提示して
いきたいと思います。(水越伸)




メルプロジェクトの公開研究会は参加申込み・参加費不要、どなたでも
ご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■2■[メルプロジェクト] 3/19 3月公開研究会がひらかれました

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

冷たい空気ながらも春到来を思わせるあたたかな日差しのもと、メルプロジェ
クト2004年度最後の公開研究会が終了しました。シンポジウムを振り返り、
「メルプロジェクトの来し方、行く末」をテーマに、メンバーを中心に議論、
意見を交換。今後の活動に向けて、有意義な会となりました。



  2005年3月メルプロジェクト公開研究会

○ 日 時 3月19日(土)午後3:00〜6:00
○ 場 所 東京大学本郷キャンパス情報学環アネックス2F会議室
○ 参加者 約25名
○ テーマ 「メルプロジェクトの来し方、行く末:
           シンポジウム2005を批判的にふり返りつつ」
○ 登壇者 シンポジウム2005登壇者
○ 概 要
 メルプロジェクト・シンポジウム2005は、2日間にわたって約250名の
方々にお集まりいただき、好評のうちに終了しました。それから1カ月を経
て、3月の公開研究会では、シンポジウム前日に開催された「民放連セミナ
ー」も含めた3日間を批判的にふり返りながら、メルの今後の活動設計図を
描くための議論を行いました。
 まず、シンポジウムの各プログラムに登壇した方々から課題が報告されま
した。たとえば、民放連セミナーについては、民放連と共同しておこなわれ
た「対話ワークショップ・プロジェクト」では、今後、地域局と市民の対話
を促すための活動支援が課題としてあげられました。また、シンポジウム初
日の「メルプロジェクト東京宣言!」は、各国のメディア・リテラシー研究
者が集結して刺激的な議論となりましたが、盛り沢山で時間が足りず、来年
に宣言を持ち越しました。しかし、緊張感をもってビジョンを深め、次年度
を「東京宣言」につなぐ1年として位置づけることが明確になりました。ほ
かにも、人や活動をネットワークしていく仕掛けとして披露された「メルま
んだら」は、ユニークなコミュニケーションツールとして、今後どう応用し
ていくべきなのか。会場の制約がありながらも、オルタナティブなメディア
活動をつなぐ場として盛り上がりをみせた「メディアバザール」は、いかに
次のステージを模索してゆくのか……。5年間という時限をもうけて活動し
ているメルプロジェクトにとって、最終章となる2005年度に向け、何が必
要かが浮き彫りとなりました。
 メルの最終年度である来年のシンポジウムは2006年1月末に開催されま
す。今回の議論で提起された課題をふまえつつ、来年に向け、今後の公開研
究会を充実させていくことが確認されました。
(境真理子:日本科学未来館)






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■3■[メルプロジェクト] シンポジウム2005、終了!
                 ――疾風のごとく過ぎ去った熱き2日間

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 2月19・20日の2日間、「メルプロジェク・トシンポジウム2005:メル
プロジェクトの協奏」が東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催され、研
究者・マスコミ関係者・教師・NPOスタッフ・学生ほか約250名のみなさん
にご参加いただきました。ありがとうございました。

 「日常から切り離された別の世界の時間だった」――シンポジウム終了後、
いく人もの参加者からこんな声が聞こえてきました。多くの人にとって、場
所や時間の感覚を失うほど没頭し、無我夢中の2日間となったようです。本
年度は、頭ばかりでなく手足を動かし、身体ごと参加するワークショップが
連日行われました。会場の参加者にとってシンポジウムは、メルプロジェク
トの報告や発表を聞いたり、受け止めるだけの場ではなく、自分自身も関与
して創り上げていく、“協奏”のメディアとなっていたように思います。

 1日目の午前中は、メルプロジェクトの概要報告のあと、アジアの研究者
が集まって現在のメディア・リテラシーの課題や展望を論じ合う「メディア
表現、学びとリテラシー:メルプロジェクト東京宣言!」が行われました。
午後のプログラムは、メルメンバーを紹介するワークショップ「メルまんだ
ら」。企画運営はメディア・アーティストの安斎利洋・中村理恵子、MoDeプ
ロジェクトを進めている水越伸・林田真心子・鳥海希世子が手がけました。

 「メルまんだら」は写真画像や矢印のサインを用い、ウェブサイト上に人
や活動、またその関係性を映し出すよう設計されています。メルメンバーの
人となりや手がけているワークショップを紹介すると同時に、「まんだら」
をつくる過程自体が、人や活動をネットワークしていく仕掛けです。
 制作過程は次のようなものです。まず、自分のプロフィールや関心事、活
動を表す思い思いの写真に紹介文を添えた「リーフ」をつくります。それを
あらかじめ用意された「まんだら」サイト上に貼り付けていくわけですが、
つながりがあると思えば、他の人がつくったリーフに矢印を用いて結びつい
ていくことができます。これによってリーフ間の関係性が視覚化・可視化さ
れます。
 当日は、事前にメルメンバーにより登録済みの200枚以上のユニークなリー
フ画像がスクリーンを飾る「まんだら」が披露された後、会場の参加者も「ま
んだら」に参加するというワークショップが営まれました。約20名のメルメ
ンバーが自分のリーフの紹介をした後、彼らの腕にQRコードが記載された
腕章が巻かれます。参加者は自分と関係のある人・活動のQRコードデータ
を携帯電話で読み込み、「まんだら」システムに自分の情報を送って……
セッションの終わりには最初の倍の400枚近くまで、リーフは増殖(!)し
たのでした。

 2日目は、午前中に会場を2つに分けて、本年度実践された「送り手と受
け手の対話ワークショップ」「モバイリング&デザイニング:モバイル・メ
ディアの文化とリテラシー研究」の成果発表やディスカッションが行われま
した。そして午後からは、昨年に引き続いて、オルタナティブなメディア流
通の場を生み出す「メディア・バザール」ワークショップも開催され、参加
者は“商い”に文字通り汗を流しました。
(土屋祐子:Jan Jan編集記者、メルメンバー)




■■シンポジウムの詳細報告は、メルプロジェクトのウェブサイトにも掲載
されています。どうぞご覧ください!

    ↓ ↓ ↓

□メルプロジェクト・シンポジウム2005
http://www.mell.jp/symposium/2005/2005report_index.html







Other Information
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4■ 「愛・地球博」は市民パワーがいっぱい!
      ――「万博市民放送局」「なごや・まちコミ映像祭」のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 3/25、いよいよ「愛・地球博」がはじまりました。連日テレビでおおきく報
道されていますし、開催して間もないというのにすでに周囲で2人訪れた(東
京から)という人がいて、いよいよ始まった、という実感が湧いてきました。

 前号では「愛・地球博」への「連続カンブリアン・ゲーム」の登場をお知ら
せしましたが、もう1つ、メルプロジェクトにゆかりのある企画のご案内が愛
知から届いています。

 「愛・地球博」は、万博史上初めての本格的な市民参加が実現した博覧会だ
という特徴をもっています。市民参加のプログラムの数は数百にのぼり、数多
くの市民が参加します。なかでも、瀬戸会場で展開される市民プロジェクト
(その数約250企画!)は多様な価値観を持つ世界の市民が参加・交流し、新
しいチカラを生み出していく実験の場と位置づけられています。
 その一つ、「万博市民放送局」は、市民参加の多彩なプログラムや「愛・地
球博」の様々な側面を市民の独自の視点から伝えます。キャッチフレーズは、
「あなたがレポーター、市民がつくる放送局」。多彩な顔ぶれの市民が会場の
内外で取材して番組・記事を送り出すほか、来場者にも写真や記事を投稿して
もらえる仕組みを取り入れました。全国各地の市民メディアとも連携し、番組・
記事の交流も行っていきます。ぜひウェブサイトをご訪問ください!
 また、まちづくりへの市民参加の促進をめざして開かれている「なごや・ま
ちコミ映像祭」も、今回で第4回を迎える今年は6月4〜5日、この「愛・地
球博」を会場として開かれます。
 マンモス、ロボット、そして市民のパワーが満載の博覧会です。


□「万博市民放送局」
http://www.expo-civic-tv.jp/index.html






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■5■ 4/15 マスコミ学会マルチメディア研究部会のご案内
              ――「ウェッブ・ジャーナリズムの行方」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 来る4/15、マスコミ学会のマルチメディア研究部会が「ウェッブ・ジャーナ
リズム」をテーマに研究会をおこないます。基本的には学会員を対象としてい
ますが、一般参加もできます。ご関心のある方はぜひお運びください。



         マスコミ学会マルチメディア研究部会
         「ウェッブ・ジャーナリズムの行方」
-------------------------------------------------------------------------------------

 □日 時  2005年4月15日(金)午後6:30〜
 □場 所  日本新聞協会大会議室
        東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル7階)
 □登壇者  報告者:湯川鶴章(時事通信社)
       司 会:赤木孝次(日本新聞協会)
 □概 要
 2003年9月に刊行された『ネットは新聞を殺すのか』は、インターネット
先進国であった米国におけるウェッブ・ジャーナリズムの進展を紹介し、新
聞をはじめとするマスメディアが将来もジャーナリズムの機関として存在し
続けるかどうかを問い掛けた書である。それから1年半、インターネットの
普及がさらに進むとともに、ブログをとおした情報発信が日本でも盛んになっ
てきた。大統領選挙の行方に影響を与えるといわれる米国ほどではないが、
日本でもブログの影響は徐々に高まっているのものと思われる。同書の著者
である湯川鶴章氏は、2000年5月に20年にわたる米国生活を終えて帰国し、
現在、時事通信社編集委員として仕事されるとともに、本のタイトルと同
名のブログ( http://kusanone.exblog.jp/ )を立ち上げて、最近のライブ
ドア・フジテレビ問題など、インターネットがマスメディアに与える影響
とその変化について発言を続けられている。本研究会では、2005年初頭の
状況を踏まえて、改めてウェッブ・ジャーナリズムの行方を考える。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■6■ 4/27 紀伊國屋書店 新宿セミナーのお知らせ
         ――岩井俊雄×水越伸が「メディアの未来に灯をともす」  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前号でお知らせした『メディア・ビオトープ 』(水越伸著)の刊行に際し、東
京・新宿の紀伊國屋ホールでこんな対談の催しがおこなわれる運びとなりました。



         第6回 新宿セミナー@Kinokuniya
        『メディア・ビオトープ』刊行記念
        「メディアの未来に灯をともす」
-------------------------------------------------------------------------------------
 〜〜メディア実践をつうじて人と人とを結びつける「ネットワークの
 仕掛け人」水越伸と素朴なメディアの手ざわりをアートに昇華させる
 「メディア遊びの達人」岩井俊雄――デジタル・メディア社会に希望
 の光を注いできた二人が注目のコラボレーション。マスメディアの信
 頼失墜、ローカルメディアの活性化、新しいメディア表現者たちの登
 場……メディアのあしたはどっちだ!? 〜〜

 □日 時  2005年4月27日(水)午後7:00〜(6:30開場)
 □場 所  紀伊國屋書店新宿本店4階 紀伊國屋ホール 
 □登壇者  岩井俊雄 × 水越伸 
 □入場料  1,000円(全席指定・税込)
 □前売り  キノチケットカウンター
      (紀伊國屋書店新宿本店5階 10:00〜18:30)
 □ご予約・問合せ 紀伊國屋書店事業部 TEL03(3354)0141









          (2005年4月号 おわり)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「メルの環」はお申し込みをいただいた方々に配信しています
        無断転載をご遠慮いただいていますので、
        転載を希望される場合はご連絡ください
-----------------------------------------------------------------------------------------
 □ご意見、お問い合わせは
   -------->shin を @iii.u-tokyo.ac.jp  のまえにつけたアドレス
       (コーディネーター:水越伸・東京大学大学院情報学環)
 □配信希望、登録アドレスの変更、登録解除などは
   -------->t-matsui を @kt.rim.or.jp のまえにつけたアドレス
       (「メルの環」編集担当)
-----------------------------------------------------------------------------------------
             「メルの環」編集担当
   松井貴子(水越研究室アシスタント) 崔銀姫(北海道東海大学) 
   高宮由美子(NPO子ども文化コミュニティ) 山根かおり(pampam)
-----------------------------------------------------------------------------------------
         東京大学大学院情報学環「メルプロジェクト」
              
 プロジェクトリーダー
  境真理子(日本科学未来館)    菅谷明子(ジャーナリスト)
  林直哉 (長野県立梓川高校)   水越伸(東京大学大学院情報学環)
  山内祐平(東京大学大学院情報学環)
-----------------------------------------------------------------------------------------
Media Expression, Learning and Literacy Project
on Interfaculty Initiative in Information Studies, The
University of Tokyo
Copyright (C) 2002-4 MELL Project All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━